【京都市東山区】鴨川は増水 大雨警報の中、京を巡る修学旅行生もコース変え 祇園白川にはあじさいが!
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/iwatagenni/article/00487706/top_1685717271843.jpeg?exp=10800)
修復されたばかりの真新しい木製高欄にも雨水がしみ込んでいました。三条大橋から鴨川を眺めると増水し荒れ狂うように下流に流れています。
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/iwatagenni/article/00487706/internal_1685745297646.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
三条大橋下の落差工に設置された「アユの道」も見えなくなるほど。こんなとき鴨川を北上中のアユたちはどうしているのだろうかと心配になります。2023年6月2日は京都市内にも大雨警報が発令されました。
![普段のアユの道](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/iwatagenni/article/00487706/internal_1685745465196.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
そんな中、京都市内を訪れていた修学旅行生たちも、観光ドライバーや観光ガイドの人たちに見守られながら傘をさして京都市内をめぐっていました。伏見稲荷大社では千本鳥居がインバウンドのひとたちとともに大渋滞でした。
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/iwatagenni/article/00487706/internal_1685745678306.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
アーケードのある新京極商店街や錦市場も修学旅行生たちでいっぱい。埼玉県から来たという生徒さんたちに尋ねてみると、「お山の上中心のコースだったんですけど、雨が強すぎたのでみんなで話して、コースを変えてもらった」のだそう。
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/iwatagenni/article/00487706/internal_1685745640982.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
京都御所より辰巳の方向(南東)にあることから「辰巳大明神」、通称「祇園のお稲荷さん」と呼ばれ、舞妓さんのお参り風景でも知られる祇園白川のほとりでは、大和橋周辺に雨に打たれながら美しく色とりどりのアジサイが咲き始めていました。観光客の姿もまばらでした。
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/iwatagenni/article/00487706/internal_1685745727896.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
「花洛名勝図解」にも記載され、祇園白川の大和大路通りに架かる「大和橋」は、当初、江戸幕府によって石柱、石桁、石板形式で架けられました。現在の橋は1912年(明治45)年に架け替えられ、2003年(平成15年)に高欄と石畳舗装の改修が行われました。
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/iwatagenni/article/00487706/internal_1685745832349.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
祇園をこよなく愛した歌人として知られる吉井勇の歌碑「かにかくに碑」の前あたりでは、大雨に打たれながらふんばるアオサギの姿が印象的でした。
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/iwatagenni/article/00487706/internal_1685745858168.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
雨が上がったころから、善峯寺や三室戸寺、大原三千院、智積院、柳谷観音といった京都各地のアジサイの名所も見ごろになっていきそうです。ゆったりと訪れてみてください。
祇園白川「大和橋」京都市東山区常盤町164