【大牟田市】4月12日、北磯町に新たな大牟田の観光スポット「炭鉱電車ステーションゼロ」が誕生!
2024年4月12日、北磯町に「炭鉱電車ステーションゼロ」が誕生しました!
場所は、十三間通り(国道389号線)の北磯交差点を西(北に向かって左側)に曲がったところです。
炭鉱電車ステーションゼロは、大牟田市内を走っていた電気機関車19号・11号(45トン・22トン)2基、ディーゼル車1基と踏切を設置して再現されたパビリオンです♪(入場料:高校生以上500円・小中学生250円・幼児無料)
炭鉱電車は、かつて福岡県(大牟田市)と熊本県(荒尾市)にまたがる旧三井三池炭鉱で石炭を運搬した電気機関車です。石炭の運搬のみならず市民の足としても利用され、多くの人びとの生活の一部となっていました。
1997年に三井三池炭鉱が閉山した後はほとんどの路線が廃止され、一部は三井化学株式会社大牟田工場の三井化学専用鉄道で物資等の運搬に炭鉱電車が使用されていましたが、2020年には廃線となりました。
炭鉱電車ステーションゼロは、多くの人びとに親しまれていた炭鉱電車を甦らせ、炭鉱の町「炭都(たんと)」として隆盛を誇った大牟田の歴史を伝え、さらに新たな観光の目玉とするべくオープンしました。
オープンの地となった場所の近くには、かつて炭鉱電車が走行するための専用路線の起点がありました。この地を大牟田で物流事業を手がける白石ホールディングスが大牟田市から譲り受け、炭鉱電車ステーションゼロの施設が整備されました。
会場では、専用路線で使われたレールや枕木を再利用して線路約50メートルが再現されており、迫力満点の炭鉱電車を間近に感じることができます!
炭鉱電車の車両はディーゼル車がけん引して走行し、乗車体験(入場料に加えて800円が必要です)では参加者が運転席に座り、フットレバーを操作して警笛を鳴らすこともできます!
会場には、三池炭鉱電車の歴史などが展示されたギャラリーをはじめとし、関連グッズを購入できるショップも併設されています。
スタッフの方に聞いたところ、現在(6月まで)は毎月第三土曜日・日曜日の開館となっており、その後はイベントなども開催する予定とのことでした。
明治時代に生まれ、多くの人びとに愛された炭鉱電車が、長い時を経て令和の時代に甦りました♪ 第三土日には、炭都大牟田の歴史とロマンに触れに行ってみませんか♪
●炭鉱電車ステーションゼロ●
〒836-0016 福岡県大牟田市北磯町2−92