京都駅ナカで見つけた、栗を使った十月の京都らしい和菓子のお土産
10月は多くの和菓子屋さんで、栗を使った秋らしい和菓子がよく見られます。
和菓子の宝石といえば、琥珀糖を想像する方も多いかもしれませんが、栗もまた和菓子における宝石のような存在。
栗蒸羊羹をはじめ、栗まんじゅう、いがぐりを表した上生菓子のきんとんのように、華やかな雰囲気のものから、素材の味を活かした岐阜名物のきんとんなど、秋らしいお菓子が各地で販売されています。
今回ご紹介するのは、そんな栗をより華やかに仕上げた京都の老舗和菓子屋、二條若狭屋さんの「ゴールドくり」です。華やかなパッケージと抜け感のある文字に惹かれ、つい手に取ってしまいます。
原材料を見ても、余計なものが入っていないのが嬉しいところ。
掛け紙を外すと、シンプルな黒い箱が現れます。黒箱の中には金色の箱が二つ。二つともお菓子は一緒なのですが、一つは表面がくり抜いてあり、中のお菓子がちらっと見えるようになっています。
箱をスライドさせ、横からお菓子の箱を取り出します。お菓子は乾燥防止のため、一つずつ密封されています。
裏側のシールには、紙箱の両端を引っ張るとお菓子が取り出しやすくなると説明がされています。説明シールまでまさかのゴールドです。
実際にイラスト通りに引っ張ってみると、紙がしっかり折りたたまれていて硬めだったので、とりあえず上下を緩めてからイラスト通りに左右を引っ張ってみます。
このような感じで紙箱が広がり、お菓子が取りやすくなりました。
お菓子の下に敷いてあるフィルムはなんと、いが模様。ちょっとした遊び心が嬉しいです。
フィルム単体ではこのようになっていました。
ゴールドくりは、あんこ玉を思わせるつやつやのお菓子。表面には金粉がちりばめられ、座(底)の部分には栗のお菓子らしい芥子(ケシ)の実がたっぷり。
渋皮つきの大ぶりな栗をまるごと和三盆糖入りのこしあんで包み、羊羹を掛けているのだそう。
お菓子をカットしてみます。ナイフを入れるとすっと入り、お菓子の柔らかさが伝わってきます。
断面はこのようになっていました。和三盆糖入りのあんこが柔らかく、しっとりしています。
二條若狭屋さんのゴールドくりは、京都にある二條若狭屋さんの店舗や公式オンラインショップで購入が可能です。
駅ナカでも見かけましたので、この季節のお土産の買い忘れの際にも重宝しそうですよ。
今回ご紹介したお店とお菓子
二條若狭屋
ゴールドくり 二個入り 885円税込