【堺市】『山口家住宅』江戸時代の町屋の暮らしを感じる空間
南海電車・七道駅界隈。実はこのエリア、おススメのお散歩コースなんです。
というのも、堺には「てくてくろーど」という全長約7キロメートルの名所や旧跡をめぐる観光コースが設定されており、七道駅界隈もまさにその範囲。プレートの地図とサイコロの目を頼りに、てくてくお散歩。
とっても分かりやすいマップと、すごろくのような楽しい仕掛けもあります。
こうして、てくてく歩いて到着したのは堺市町屋歴史館『山口家住宅』です。
ここ『山口家住宅』は、江戸時代前期に建築された町屋で、1966年に国の重要文化財に指定されました。国内でも数少ない江戸時代前期の町屋のひとつとして当時の暮らしを知る上で貴重な建物だそうです。
4つのかまどがある大きな土間が屋敷のスケールを感じますね。ボランティアの方が色々と説明をしてくださいました。ちなみに4つのうち一番大きいかまどはお湯を沸かすためのものだとか。
江戸中期から後期に増設された座敷はもてなしの場として使われていたそうです。とても美しい佇まいの間でした。
茶の湯の伝統がある堺。山口家にもこのような立派な茶室が設けられています。
思ったよりかなり広い印象でした。ゆっくりお庭を見ながら、当時の暮らしぶりに思いを馳せる時間もなかなかいいものですよ。
『山口家住宅』
堺市堺区錦之町東1丁2-31
電話:072-224-1155
阪堺電気軌道阪堺線「綾ノ町」より徒歩3分
開館時間:午前10時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館日:火曜日(祝日の時は翌日)、年末年始
入館料:200円