「苦いズッキーニは、捨てて下さい!」料理人が注意喚起【そのワケとは?】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん「ズッキーニ」は好きですか?
ズッキーニはウリ科の野菜で、夏の代表的な野菜の1つです。炒めたり、サラダにして食べるのも美味しいのですが、私のオススメは「天ぷら」です。天ぷらにすると、食感がとろとろになり、甘みがより際立ちます。ズッキーニ天ぷらをまだ試したことがない方は、ぜひこの機会にお試しください!
そして、今回はこの魅力的なズッキーニにまつわる、重要なお話をお持ちしました!皆さんはこのような経験ありませんか?ズッキーニを1口食べると…『苦いっ!』と驚いたこと。実はこれ…超危険なサインだったのです!
今回は「苦いズッキーニ」に潜む危険について迫りたいと思います。
今回の目次
- 苦いズッキーニは危険
- 加熱をすれば消える?
- なんで、ゴーヤは大丈夫なの?
- まとめ
苦いズッキーニは危険
冒頭で「苦いズッキーニは危険」とお伝えした理由を、これから詳しく説明します。まず、この苦味の正体は…
「ククルビタシン」と呼ばれる毒素です。
『毒素!?、やばいじゃん』と思った方も多いでしょう。ククルビタシンは、「ズッキーニ」や「きゅうり」などのウリ科の野菜に含まれる毒素で、基本的には微量しか含まれていません。しかし、環境や品種によっては濃度が高くなることがあり、この場合、強い苦味を感じます。
食べてみて、少しでも苦いと感じたら廃棄するようにしましょう。もったいなくありません、健康第一です!
今回の内容は「苦味が強いズッキーニが稀にあるが、食べても大丈夫ですか(農林水産省)」で詳しく書かれています。お時間がある方はぜひ目を通してみてください。
加熱をすれば消える?
ここまで読んだ方の中で、『加熱をすれば消えるんじゃない?』と思った方もいるかもしれませんが、残念ながらククルビタシンは加熱しても消えません。
なんで、ゴーヤは大丈夫なの?
同じウリ科の「ゴーヤ」はなんで大丈夫なの?と疑問に思う方もいるでしょう。
ズッキーニの苦味成分は「ククルビタシン」と呼ばれる毒素によるものですが、ゴーヤは違います。
ゴーヤの苦味は「モモルデシン」という成分によるものです。
モモルデシンはククルビタシンとは異なり、「食欲増進」と「血糖値」を下げる働きが期待できます!
まとめ
- 苦いズッキーニは危険
- 苦味の正体は「ククルビタシン」と呼ばれる毒素
- ククルビタシンは加熱しても消えない
- ゴーヤの苦味は「モモルデシン」によるもので安全