Kindle Unlimitedをおすすめしない理由!合わないユーザーは!?
Kindle Unlimitedをおすすめしない理由!合わないユーザーは!?
目次
- Kindle Unlimitedは定額料金制読み放題サービス
- Kindle Unlimitedをおすすめしない理由
- Kindle Unlimitedが合わないユーザー
- 普通のディスプレイで読みにくい方はKindle端末はいかが?
- 記事まとめ
X(旧:Twitter)も更新しています。
Kindle Unlimitedは定額料金制読み放題サービス
世の中のサービスは定額料金制、いわゆるサブスクリプション型のサービスが流行です。その流れは電子書籍にもやってきています。例えばドコモのdマガジンは月々580円で非常に多くの雑誌が読み放題です。
dマガジンは雑誌限定ですが、Amazonのサブスク制電子書籍サービスの「Kindle Unlimited」は雑誌だけではなく幅広いジャンルの数多くの書籍もサービスの対象に含まれます。読める書籍の数は200万冊以上。利用料金は毎月980円となっています。
読んでみたいタイトルが含まれているかは恐らくサービスを使ってみないと分らないと思いますので、無料トライアルを試してみるのもいいでしょう。
Kindle Unlimitedをおすすめしない理由
念のため最初に書いておきますが、サブスク制の電子書籍サービスとして考えるとKindle Unlimited自体はとても優れています。
一般的にはコスパもとても良いものです。
とは言えやはり合わないユーザーもいるわけで、タイトル通り、まずはKindle Unlimitedをおすすめしない理由と、このサービスが向かないユーザーのタイプの代表的なものをまとめていきます。
- 読める書籍に限りがある
- 読まない月でも料金が発生
- 複数巻に渡る本が全部収録されているとは限らない
- ある本を読み直したいと思ったときに残っているとは限らない
- サービス対象はAmazonが決めている
読める書籍に限りがある
日本で今どれだけの書籍が刊行されているかまでは分りませんが、200万冊では全部を網羅できないことはおわかりでしょう。つまりKindle Unlimitedを契約してもすべての書籍を読むことが出来るわけではない、ということですね。
また、新刊も全部がカバーされるわけではありません。
読まない月でも料金が発生
サブスク型サービスなので当然と言えば当然なのですが、1冊も読みたい本が見つからなかった、読む暇がなかった月でも契約を解除しない限り利用料金が発生します。
複数巻に渡る本が全部収録されているとは限らない
一応Kindle Unlimitedのサービスにも配慮はあるようで、シリーズものは全巻収録する方向性はあるようです。ですが、それが全部のシリーズもの書籍に適用される保証はありません。
巻数が若い巻のみ、古い巻のみ収録される可能性もあります。
ある本を読み直したいと思ったときに残っているとは限らない
Kindle Unlimitedのサービスが扱う本の数はいつでもだいたい同じ水準です。その中で新しい本を一定割合取り込み続けていきますので、必然的にサービスの対象から外れる書籍も出てきます。
つまり、一度読んだ本をあとからもう一度読み直したいと思っても、その時にまだ読める状態かどうかは分りません。
そうやってずっと残しておきたい本はKindleストアで買ってね、ってことなのでしょう。
サービス対象はAmazonが決めている
最後にKindle Unlimitedに収録している本はAmazon側が決定しています。Amazon側の都合次第でコンテンツの中身はガラッと変わる可能性があるということです。
事実日本でのサービススタート直後、雑誌だったと思いますが、予想以上に利用度合いが高かったために採算上の問題か何かが生じたようで、大幅に蔵書数が削られたことがありました。
Kindle Unlimitedが合わないユーザー
次にKindle Unlimitedが向かないユーザーのタイプもピックアップしてみます。
本にお金を払う習慣がない方
まずはそもそも書籍にお金を払うという習慣がない方。こういった方は月980円という料金自体が高く感じられるでしょう。
今はマンガのWeb連載などがあり、広告を一定時間見ればタダで新しい部分が読めます。また、「小説家になろう」などのサービスもありますから、本を買って読む習慣がない人も生まれているでしょう。
ディスプレイでは文字系のコンテンツが読みにくいと感じる方
次に電子書籍を読む際にはパソコンやスマートフォン、タブレットなどのデバイスを使う必要があります。これらのディスプレイは紙の書籍とは見え方が根本的に違うため、どうしてもなじめない方もいると思います。
紙の蔵書にこだわりがある方
あとは紙の本の存在自体と言いますか、コレクション的な意味での書籍に価値を感じる方は電子書籍自体に抵抗感があるでしょう。
また、Kindle Unlimitedだけではなく電子書籍全般に言えることですが、サービス提供元が廃業してしまうとせっかく購入した書籍は基本全部無に帰します。電子書籍の場合には購入しているのは「書籍を読む権利」だけですから。
Kindle Unlimitedの良いところもご紹介
ネガな部分だけリストアップするのではあまりにKindle Unlimitedに不公平だと思いますので、このサービスの良いところもまとめておきましょう。
(使い方が合うなら)抜群のコスパ
まず月980円という料金の安さです。
例えば月刊誌を月2冊とか、新書版のラノベを毎月1冊読めば楽々「元が取れます」。新書版ラノベとか、今1,300円~1,500円ぐらいしますものね。もっとたくさん読むユーザーなら圧倒的なコスパが実現できます。
蔵書数の多さ
サブスク型電子書籍サービス自体がまだ少なめではありますが、同等のサービスの中でもKindle Unlimitedの蔵書数の多さはピカイチです。
シリーズもの全巻が収録されていないケースでも初刊でその面白さを発見でき、その後の楽しみに繋がるかもしれません。
扱いの楽さ
スマホなどで既にKindleアプリを使っているユーザーなら、Kindle Unlimitedにシームレスに移行できる作りになっています。購入した書籍と同じ使い勝手ですぐにアクセスできます。
普通のディスプレイで読みにくい方はKindle端末はいかが?
パソコンやスマホの「光る」ディスプレイ、まあ普通のディスプレイはすべてそうなんですが、これが印刷物の紙との見た目の違いの最大の原因です。高いコントラストは写真や動画を美しく楽しむには適していますが目の負担は大きめ。じっくり長い文章を読むにはあまり適しているとは言いにくい部分があります。
こういった今の主流のディスプレイの穴を埋められるかもしれないのが「E-ink」というとてもユニークなディスプレイです。これ、「光らない」ディスプレイなのです。結果見た目がすごく紙の印刷物に近い。これを採用した電子書籍特化型の端末がAmazonにはあります。
出典:Amazon
「Kindle電子書籍リーダー」と呼ばれるのがそれで、もちろんKindle Unlimitedにも対応しています。スマホやタブレットでKindleアプリを使っているユーザーなら使い勝手はすぐに理解出来ます。
軽量でバッテリーもすごく持つので本を読むにはピッタリの端末です。
まとめ
Kindle Unlimitedはサブスク電子書籍サービスとして恐らく世界でもトップランナーです。
マッチする人であればコスパも高くとても便利なものです。ですがやはりそのサービス内容や方向性が合わないユーザーもいるでしょう。
結局の所どのサービスでも結論はここに帰ってくるのですがKindle Unlimitedがマッチするかどうかは、ユーザーそれぞれの本との付き合い方次第、という点につきます。
上手にそれぞれにピッタリはまる付き合い方を見つけて読書ライフをより楽しみましょう。