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Ring Stick Up Cam Batteryとソーラーパネルの組み合わせって可能?

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Ring Stick Up Cam Batteryとソーラーパネルの組み合わせって可能?

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外部からの電源供給も可能なRing Stick Up Cam Battery

基本、内蔵バッテリーでの運用を行う作りになっているRing Stick Up Cam Batteryですが、実は外部からの電源供給が出来る作りになっています。

本体後ろ、上側の蓋された穴がACアダプターからのコネクタを接続する場所になっています。

USB Type-Cなどの汎用コネクタではありませんが、屋外で雨風に晒されることも意識した作りの給電ポートになっています。

ここに各種電源を接続することでRing Stick Up Cam Batteryを内蔵バッテリーに頼らない形で長時間稼働させることが出来ます。

ただし、専用のACアダプターなどの外部電源はお値段が結構張るため、通常はRing Stick Up Cam Battery本体セットのみでの運用、つまりは内蔵バッテリーで動かすことが多くなるはずです。

ちなみに専用ACアダプタが高めの価格設定になっているのは、低電圧のDC配線が長くなることによる電力の伝送効率の低下に配慮したのと、屋外の雨風に晒させる場所にAC100Vのタップを設置する形にしたくなかったからではないかと思います。

実はACアダプタとAC100Vの延長コードの接続部分が防水対応の独自形式なのです。

十分な出力のあるソーラーパネルならば運用の幅が広がる

Ring Stick Up Cam BatteryなどのRingシリーズの外部電源の一つとして、専用のソーラーパネルが準備されています。こちらを併用することでRingシリーズの運用の幅が大きく広がるでしょう。

出典:Yahoo!ショッピング

価格は結構いいお値段の7,990円の設定になっていますが、Ringシリーズの消費電力等に上手くマッチした出力を持った製品です。

定格の出力電力は4W。5Vでの出力が可能で、通常はUSB Type-Cコネクタで接続を行ないます。

ただ、Ring Stick Up Cam Batteryの給電ポートに合わせるためのアダプターが同梱されていて、そちらでも問題なく利用出来るようになっています。

USB Type-Cコネクタと直接接続出来る「Ringスポットライトカム プラス バッテリーモデル」とも互換性があります。

理想の運用形態にも

Ring Stick Up Cam Batteryは常時撮影を行ない続けているわけではなく、指定した間隔で状況をチェック。もしもモーション検知に引っかかる事象があればその際のみ録画やリンクしたアプリへの映像の送信を行う作りです。

このため何もイベントがなければ平均の消費電力はすごく少なくてバッテリーライフは非常に優秀なものになっています。

そんなRing Stick Up Cam Batteryに今回取り上げているソーラーパネルを組み合わせると、晴れた昼間の間に消費したバッテリーの電力を自動的に充電することが出来るようになります。コンセントからの給電なしでずっと自立して動き続けてくれるセキュリティカメラが完成するイメージですね。

ちょっと話が大きくなりますが、バッテリーと再生可能エネルギーから電力を作り出す仕組みの組み合わせは、実際のメガソーラー発電所や風力発電所などにも取り入れられ始めた自然エネルギーの不安定さを上手にカバーできる仕組みの一つです。

Ring Stick Up Cam Batteryとソーラーパネルの組み合わせは、上手く補い合ってそれだけで完結できるセキュリティカメラの理想の運用形態になる、とも考えられるでしょう。

基本「ほったらかし」で楽に運用可能、かつ賢い監視カメラとして、セットで導入を検討する価値があるパーツだと思います。

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