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2日は太平洋側でもにわか雨/今年の師走は2週目以降の寒さに注意!?:気象予報士解説

植松愛実気象予報士・防災士・野菜ソムリエ
2日9時の予想天気図(気象庁HPより)。

2日は日本海側でも晴れるところが多くなりそうですが、太平洋側・日本海側ともに一時的に雨が降るところが出てきそうです(雨の時間とエリアは記事本文に)。

一方、気温は平年を上回るところが多い見込みですが、12月は第2週に入る頃から平年を下回るところも出てくる見通しで、今のうちに本格的な冷え込みへの準備が必要です。気象予報士が解説します。

2日は太平洋側でも一時雨に

2日(左)朝、(中)昼過ぎ、(右)夜の天気分布予報(気象庁HPを元に作成)。
2日(左)朝、(中)昼過ぎ、(右)夜の天気分布予報(気象庁HPを元に作成)。

2日は全国的には1日を通して晴れるところが多いものの、時間帯によって雨が降るところが出てきそうです。

九州北部と北陸では前日からの雨が朝のうちは残っているところが多く、また関東南部では沿岸の低気圧の影響で昼過ぎに一時的に雨が降りそうです。

また北海道の日本海側では新たな前線が近づくため、雨や一部で湿った雪になるところがあるでしょう。

12月は2週目以降の寒さに注意を

1か月予報の気温予想(気象庁11月28日発表、気象庁HPを元に作成)。
1か月予報の気温予想(気象庁11月28日発表、気象庁HPを元に作成)。

気象庁の1か月予報によると、12月ははじめの1週間は平年を上回る気温が予想されているものの、2週目以降は平年並みか平年より低いところが多い見通しとなっています。

たびたび強い寒気が流れ込むことも予想され、特に北陸から北の日本海側では、雪の量が多くなるおそれも。

師走の始まりは穏やかな天候のところが多いものの、今後の寒さや雪への備えは着実にしていきましょう。

日本海側の雨・雪はくり返す

週間予報(気象庁HPを元に作成)。
週間予報(気象庁HPを元に作成)。

このさき日本海側ではくり返し前線や低気圧が接近する見通しで、断続的に雨や雪が降るところが多くなるでしょう。

特に、低気圧が近づくタイミングで雨が降ったあとに低気圧後面の寒気で雪になり、また次の低気圧接近で雨になり…という雨と雪の"サンドイッチ"になる地域も。

こうなると路面の状態がかなり悪くなったり、初冬でも雪崩が発生しやすくなるため、いつも以上に気をつけてください。

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気象予報士・防災士・野菜ソムリエ

気象予報士・防災士として講演・執筆を行う傍ら、野菜ソムリエ・食育インストラクター・薬膳マイスターとして出張料理人(一般家庭での作り置き代行)としても活動。NHK・民放各局で気象キャスターを歴任し、報道の現場や防災、気候変動・地球温暖化に関する最新情報にも詳しい。著書に『天気予報活用ハンドブック~四季から読み解く気象災害』(竹下愛実名義・共著)がある。

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