2日は太平洋側でもにわか雨/今年の師走は2週目以降の寒さに注意!?:気象予報士解説
2日は日本海側でも晴れるところが多くなりそうですが、太平洋側・日本海側ともに一時的に雨が降るところが出てきそうです(雨の時間とエリアは記事本文に)。
一方、気温は平年を上回るところが多い見込みですが、12月は第2週に入る頃から平年を下回るところも出てくる見通しで、今のうちに本格的な冷え込みへの準備が必要です。気象予報士が解説します。
2日は太平洋側でも一時雨に
2日は全国的には1日を通して晴れるところが多いものの、時間帯によって雨が降るところが出てきそうです。
九州北部と北陸では前日からの雨が朝のうちは残っているところが多く、また関東南部では沿岸の低気圧の影響で昼過ぎに一時的に雨が降りそうです。
また北海道の日本海側では新たな前線が近づくため、雨や一部で湿った雪になるところがあるでしょう。
12月は2週目以降の寒さに注意を
気象庁の1か月予報によると、12月ははじめの1週間は平年を上回る気温が予想されているものの、2週目以降は平年並みか平年より低いところが多い見通しとなっています。
たびたび強い寒気が流れ込むことも予想され、特に北陸から北の日本海側では、雪の量が多くなるおそれも。
師走の始まりは穏やかな天候のところが多いものの、今後の寒さや雪への備えは着実にしていきましょう。
日本海側の雨・雪はくり返す
このさき日本海側ではくり返し前線や低気圧が接近する見通しで、断続的に雨や雪が降るところが多くなるでしょう。
特に、低気圧が近づくタイミングで雨が降ったあとに低気圧後面の寒気で雪になり、また次の低気圧接近で雨になり…という雨と雪の"サンドイッチ"になる地域も。
こうなると路面の状態がかなり悪くなったり、初冬でも雪崩が発生しやすくなるため、いつも以上に気をつけてください。
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