【富士宮市】高い神殿が気になる!~潤井川沿いにある『沢登八幡宮』
境内の側道を通る度に気になっていた細長い神殿のある『沢登八幡宮』。潤井川の富士見橋から八幡橋の間、サンストアさんの北側の三角地に鎮座しています。
石畳と両側に手入れされた木々が植えられていて誰かのお庭に入る玄関のような雰囲気の入口です。
境内に入ると右側に2つの石祠があります。この石祠は山神社と潤井川の東にあった石祠がここに共に祀られているそうです。
また左側には5体の馬頭観音が祀られています。この五体の馬頭観音は対岸で祀られていましたが、平成になり、こちらへ遷されたそうです。
かつて潤井川西側にあった沢登八幡宮ですが、昭和50年の護岸工事で現在地へ移されたとあり、その外観は現代風で新しさが感じられます。
もともと下中里と野中の産土神である稚児八幡社がこちらに遷された時に『沢登八幡宮』となったのか、もともとあった『沢登八幡宮』に稚児八幡社が合祀されたのかは諸説があり、不明という事です。
拝殿(社務所?)は、地元の方の集会場としても使われているのでしょうか。右側には『大中里簡易老人憩いの家』との看板が掲げられていました。
裏に回ると、細長い神殿があります。なぜこの形なのかは分かりませんでしただ、『八幡宮』のご祭神は出世の神様である『応伸天皇』ですので、高くまっすぐに伸びた神殿はさらなる成功をもたらせてくれそうな気がしました。
分からないことが多い『沢登八幡社』でしたが、大中里の氏神様として地元の方々に大切に祀られているようでした。
沢登八幡宮:富士宮市中里東町67
アクセス:富士宮駅側から県道182号を西へ、八幡橋手前の十字路を北へ100mほど進んだ右側