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自分軸を作ることの「意味」とは?『習慣化』で軸を少しずつ変えていくには…

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。

私は普段、精神科での外来を行い、6万人以上インスタやvoicyのフォロワーさんに対しHSP気質に関する発信、書籍の出版を行っています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)

自分軸で生きることができている人の間では、自分軸を持つことによって

「生きづらさの解消につながった」

「自分らしくいられるようになった」

「何でも自分で決められるようになった」

などのポジティブな意見で溢れています。

自分軸を持つことで、これまでの考え方や生活習慣が、きっと良い方向へ変わっていった結果なのではないかと思います。

自分軸を持った生き方をしていると、さまざまな場面で意欲や自信を持つことができ、性格や表情も明るくなっていきます。

そのような自分軸を持つ人に憧れて自分もそうなりたい!と思っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、自分軸を持って快活に生きていきたい!と考えている人の多くは、本来は活発で好奇心旺盛なタイプだったのではないかと思います。

何らかの理由や事情により、自分を発揮できなくなった結果、他人軸寄りの人生となったため、生きづらさを抱え込んでしまったのではないかと推測します。

そこで今回は、自分軸を作ることで本来の自分を取り戻す!?方法について考えてみましょう。

「自分には自分軸があったハズなのに…」と思う方は、ぜひ読み進めてくださいね!

自分軸を取り戻すために、毎日続けることを意識する

突然ですが、あなたは3年以内に達成したいと思っている目標を設定していますか?

また、その目標を達成するためにどのような努力をしているでしょうか?

今のところ目標を設定していないという方は、これまでの自身の経験を振り返って、目標を設定または達成した過程や期間、時期について思い返してみましょう。

いかがでしょうか?

私たちは、どうしても目標を設定することばかりを考えてしまい、目標を達成するための「行動」からは目を背けてしまいがちです。

また、いきなり大きなことを達成しようとして、すぐに挫折したという経験は誰にでもあるのではないかと思います。

そこで目標を無理なく達成し、近づくための方法を2つ紹介したいと思います。

・できることから始める

まずは少しだけ頑張ればできる低めのハードルを乗り越えてみましょう。

「できた」と実感できれば、それが次の目標に向けての意欲を引き出してくれます。

どんな小さなことでも、成功体験を積み重ねていくことで、自信につながり自己肯定感も高まっていきます。

・小さなことを習慣化する

日常生活の中でできる習慣を作ってみましょう。

たとえば、10キロ体重を落としたいと考えているのであれば、その目標ばかりを考えるのを止めて、毎日規則正しい生活を送ることを習慣化してみましょう。

健康的な食生活を心がけ、適度の運動を心がけていたらダイエットにもつながるのではないでしょうか。

つまり、改めて目標を意識しなくても、目標達成に近づいていきますよね。

「忙しさ」を理由にしたりアピールしたりしない

あなたは、いつも「忙しい」という言葉に振り回されていませんか?

誰もが何かにつけて、ついつい理由にしてしまう「忙しさ」ですが、残念ながら言い訳であることが多いものです。

また、過密なスケジュールを組んで、忙しくしていることを誇りに思い、周囲にアピールするような行為は、一体何のためにしてしまうのでしょうか?

順番に見ていきましょう。

・忙しさを心の拠り所としてしまっている

「忙しいから、できない」「忙しいから、時間がない」などと言ったことはありませんか?

忙しいから…という言葉は、あなたの行動を制限し、可能性を狭めてしまいます。

「忙しいから、自分と向き合う時間はない」「忙しいから、自分軸について考える余裕はない」と思っているのであれば、軸はどんどん自分から遠ざかってしまうかもしれません。

・忙しさを他人と比べている

忙しいことは素晴らしいことで、誇らしいことだと感じていませんか?

確かにそれも一理あるのかもしれません。

しかし、心の平穏が保てなくなるくらいの過密スケジュールを組んで、他人に大変さをアピールしたり、自分と同じような生活を送るように他人にアドバイスしたりするような行為は慎むべきでしょう。

誰も良い気分にはなりませんし、余計なストレスを生むだけですよね。

自分軸を作るために日常生活で意識することとは?

人間は忙しいと思えば思うほど、不安やストレスを感じやすくなります。

また、興奮状態になると、ついかっとなってしまい、感情をコントロールできなくなってしまうかもしれません。

このような心が不安定な状態だと、上手く自分に向き合うことは難しくなりますよね?

徐々に自分に自信が持てなくなり、他人の言うことの方が正しく思えてしまう…と感じた時には、完全に他人軸で生きてしまっているかもしれません。

そのような状況を避けるためには、どのようなことを念頭に置いて過ごせば良いのでしょうか。

・自分の考えに執着しない

特にネガティブな思考は、想像以上にストレスを感じてしまいます。

しかし、大抵の場合は自分自身の思い込みであったり、予期不安であったりします。

何の根拠もないのに、あたかもそれが真実であるかのように思い込んでしまうことは、自分を追いつめてしまうだけです。

・「今」を生きる

過去を嘆いたり、未来を思い悩んだりしていても何も変わりません。

今、自分が置かれた状況を判断し、できることを成し遂げましょう。

大切なのは今この瞬間を、意識的に目標を持って生きることではないかと思います。

・予定は臨機応変に余裕を持たせる

もし、一日でできないことがあるのであれば、明日に回すようにしましょう。

もしくは、一切やらないという選択肢もアリではないでしょうか。

心に余裕を持たせるためにも、無理にタスクを詰め込むことはオススメできません。

本当にやらなければならないことのために、普段からスケジュールには余裕を持たせるようにしてくださいね。

・体の力を抜く

真面目な人ほど体に力が入ってしまい、肩こりや腰痛に苦しんでいる人を多く見かけます。

いくら運動してもなかなか体がほぐれない方も多く、おそらく原因は本人の気質や気持ちの持ち方が影響しているものと思われます。

「こうあるべき」「しなければならない」とガチガチに考えている人は、余計な体力を使ってしまっている可能性があります。

体の筋肉が強張っていると感じたらすぐに、伸びをしたり深呼吸をしたりして、力を抜くように意識してみましょう。

自分の心を大切にし、ありのままの自分を取り戻そう!

私たちは時々、自分自身に対して厳しく当たったり、批判したりすることがあります。

しかし、そうした行いは人生のあらゆる面に悪影響を及ぼしてしまいます。

残念ながら、自分よりも他人を優先してしまう人の多くは、自分の心に不誠実であることが多くあります。

しかし、自分自身の心に従って生きることこそ、自分軸を保つ上で重要なポイントになります。

とはいえ、自分の考えに不安を覚えることもあるかと思います。

そのような時は「自分らしくありたい」と心の中で言ってみましょう。

自分の幸せは、自分でしかつかむことができません。

どうしていくことがベストなのか?自身の心に耳を傾けることを習慣化しましょう!

まとめ

今回は、自分軸を作ることで意識したいことを重点的にお伝えしました。

自分軸は何歳からでも作ることができます。

これから、自分軸を持って自分と向き合っていきたい方も、本来の快活な自分を取り戻したいと思っている方も、まずは体の力を抜いて心に耳を傾けることから始めてみてはいかがでしょうか。

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?

「他人の顔色ばかりみてクタクタ」

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「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」

そんなあなたはこちらの記事を読んでみてくださいね。

自分軸で気楽に生きられるようになる記事を読む(外部リンク)

あなたが「自分軸で気楽に生きられるようになる」ことを願っています♪

精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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