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政治資金パーティーは悪なのか?【現場の介護福祉士からの一意見】

いつもは介護の話題を書いていますが、今日は介護につながる政治の話題を取り上げます。

現場では解決できない財源問題

わたしたち介護福祉士は、介護の国家資格を持つ者として、すべての人が安心した老後を送れるように、日々介護技術を磨くべく努力しています。

しかしいくら努力しても、介護職の給与水準は他業種と比べて安い水準のままです。

その原因は、長年国によって低いままに据え置かれた介護報酬にあります。

これでは介護業界に良い人材は集まりません。

高いこころざしを持って介護職についた人でも、

・住宅ローンも借りられない

・子どもの教育費も払えない

などという経済的な理由で辞めていきます。

しかし、それでも国は財政逼迫を理由に、介護報酬を上げるどころか、削ることしか頭にないようです。

政治資金パーティーは悪なのか?

そこで、今日のテーマの『政治資金パーティーは悪なのか?』という問いです。

野党の中には、政治資金パーティーの全面禁止を提言する党もあります。

しかし、わたしは『NO』と答えます。

「政治家の皆さん、政治資金パーティーをどんどん開いてください!」

「でも、税金はしっかり払ってね!!」

これがわたしの意見です。

お金集めは大いに結構。だけど裏金にしないで、ちゃんと税金払ってね。

緊縮よりも税収増

介護報酬が上がらないのは、財源がないせいだといわれます。

それなら財源を増やせばいいのではないですか。

政治家の皆さん!

どんどんパーティーで利益を上げて、儲けた中から税金を払いましょう。

たとえば『介護報酬を上げるための政治パーティー』が開かれたら、わたしは喜んでパーティー券を買います。

パーティー収入の一部は税金として納め、残った利益を、介護報酬を上げるための研究や活動費として使う。

そんな政治資金パーティーなら大歓迎です。

金もうけは悪ではない

「政治家が金もうけをするなんて、とんでもない」

そう言う人もいます。

しかし、資本主義の国で、金もうけを悪いことのように言うのは間違っているとわたしは思います。

「介護のような人助けをする仕事は、金のためにするべきではない」

これも、同じような考え方ですね。

事実、そう考えている人は少なくありません。

そんな考えのために、介護職の給与はいつになっても上がらないのではないかと思ってしまいます。

介護福祉士としてデイサービスや訪問介護の現場で働いてきました。職場の上司の指導で、研究会での発表や、学術誌へのケースレポートの投稿なども積極的に行なっています。また、子どもの頃から好きだった漫画やイラストを描くことで、認知症の知識や介護のコツをわかりやすく伝えることを心がけています。

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