【HSP必見!】人間関係の悩みあるある5選【5つの具体例と解決法】
どうも!精神科医しょうです。
私は普段、精神科での外来を行いながら、インスタにてHSP気質に関する発信を行なっています。
HSP気質とは繊細で敏感、共感性豊かな気質を持つ人々のことを指します。
突然ですが、あなたは人間関係の悩みはお持ちですか?
「人の悩みのすべては、対人関係の悩みである」と言われています。
更にHSPの人は、その特徴からも人間関係で深く悩んでいる人が多いことでしょう。
その悩みは優しさや繊細さから来るものがほとんど。
今HSPであるがゆえに対人関係で悩んでいる人。そんな人に向けて具体例を挙げて、気持ちが軽くなる思考法や行動を記していきます。
HSPの人が、深く考える特性を生かし、人と上手く付き合っていける思考を紹介します。
これを読んだ人が少しでも人間関係が楽になれば幸いです。
本日の記事を読んで欲しい人
・対人関係に悩む人
この記事を読むメリット
・HSPさんの人間関係の悩みあるあるがわかる
・対人関係の悩みを楽にします
この記事の信頼性
・普段の精神科での外来に加え、インスタで5万人以上のフォロワーさんとの関わりから発信します
人間関係の悩みあるある5選
例1.同じ部署に機嫌が悪そうな人がいる
職場で上司が機嫌を悪そうにしていると、
「私が怒らせたのではないか」
「さっきの私の発言大丈夫だったかな」
などと悩む人はいませんか。
HSPの人は自己肯定感が低く、その様に感じてしまう人が多いもの。
しかしいくらその人を観察しても、何を考えているのかは分かりません。
本当はどうしてその様な振る舞いをしているのか聞きたい所ですが、聞くわけにもいきませんね。
どうしても辛い時は、信頼する同僚に相談してみてはいかがでしょうか。
同じ様なことで悩んでいるかもしれませんし、不機嫌そうな理由を知っているかもしれませんよ。
例2.心もとない言葉を言う人
あなたに向けられた理不尽な言葉。
もしかしたら上司などに罵倒された経験もあるかもしれません。
しかしその人の言っている事は本当に正しいのでしょうか。
第三者の人は同じことを思っているでしょうか。
それはその人の主観で言っただけであって、あなたが気にする必要はないんですよ。
例3.人から伝え聞いたネガティブな情報
他者から向けられた言葉と言う意味では、例1と共通する部分はありますが紹介します。
・職場の人の悪口
人の悪口を言っている人は、自分に自信がない人が多いです。
受け流すのが一番ですが、それが難しい。
優しい性格を持ち備えたHSPの人におすすめしたいのが、悪口を言っている人の目の前で、頭の中では「可哀そうな人だ」と思うこと。
人によって言葉の捉え方や相性は様々です。
この人にとっては嫌な部分があったのかもしれません。
それか、家庭で大きなストレスを抱える出来事があったのかもしれませんね。
しかし常に人の悪口を言っている人。
そんな人とは距離を置くことをおすすめします。
・ニュースなどネガティブな情報を伝え聞くこと
まずその人の言った情報は本当に正しい物なのでしょうか。
どこで仕入れた情報なのでしょうか。
例えばインターネットで調べた情報だとしたら、それは信ぴょう性のあるものなのでしょうか。
その人が、誰かが話している情報を聞いたのだとしたら、きちんと聞き取れているのでしょうか。自分の目で見た物以外は信じる必要がありません。
HSPの人にとって、取り入れたくない嫌な情報を増やすことはしたくありません。
これらの自分の中に取り入れる必要のない情報。
その事を考えてしまいそうになったら、意識的に頭の中をモザイクにすることをおすすめします。
HSPの人は沢山の鮮明な情報が頭に流れ続けていると思います。
是非一度試してみて下さい。
向き合う必要のない情報をぼやけさせて、その場をやり過ごせば良いのです。
例4.職場で頼られる存在
HSPの人は職場での評価が高い傾向にあります。
人あたりが良く、頼まれた仕事は断らない人が大半。
自己肯定感が低い人が多く、他の人に頼られると嬉しい気持ちになり、もっと喜んでもらえる様に努力します。
・お客様から頼られる
優しさや融通が効く部分を好かれリピーターになってもらえます
・上司から頼られる
細やかな部分まで仕事が出来るので、信頼され沢山仕事を頼まれます
・電話はすぐに出ないといけない
「私がワンコールで出なければならない」と自分の中でルールを作っています
・体調が悪い時 我慢して出社していませんか
HSPの人は責任感が強く、自分が頑張らなければと無理をする人が多い傾向にあります
今挙げた4項目はHSPの人の職場での特徴で、すごく素敵な部分ではあります。
しかし、もしキャパシティ以上の仕事を受け、辛い思いをしている人がいるのであれば、一度考えてみて欲しいです。
あなたが一番優先すべき人は誰でしょうか。
それはあなた自身ではないでしょうか。
自分のメンタル以上に大切な物はありません。
あなた以外では出来ない仕事と言うのは実はほとんどなく、職場は案外まわります。
休んだって多少手を抜いたって問題がないのです(真面目過ぎるHSPの人は、手を抜くくらいがちょうど良いかもしれません)。
手を抜くのが苦手なHSPの人におすすめしたい方法が、手を抜くのをルール化すること。
・予定が無くても、月に一度有休をとる
・電話は3コール目で出る、3回に1回出る
・仕事を頼まれた際、定時までに出来なさそうなら断る、明日に回しても良いか確認する
先回りして上手く息抜きをすることで、気持ちに余裕をもって仕事に取り組むことが出来ます。
例④ こんな事言っても大丈夫かな
自分の話す内容が、相手にどう取られるかが気になるのがHSPの特徴。
・「私の話なんてしても良いかな」
人は心を開いてくれている相手には心を許しやすいと言われています。
信頼している相手に話すこと。
もし上手く表現できなかったとしても、きっと受け止めてくれます。
・「こんなこと言っても大丈夫かな」
会話をする相手に対して、話す内容を選びすぎる必要はありません。
心の中の気持ちをそのまま伝えてみると、意外と肯定的な反応が返ってきます。
成功体験の積み重ねとその時の自分の気持ちを大切にしましょう。
例⑤ それでもどうしても上手く振る舞えない
職場や友人との間で、上手く振る舞えず嫌になった時、一度信頼できる人に相談してみてはいかがでしょうか。
「わたし気にしすぎる所がある」
「少しメンタルが強くないんだよね」
などと軽い感じで話してみて下さい。
理解してくれる人が身近にいるだけで、安心感があります。
また相談された側の気持ちは、HSPの人は普段自分の話をすることが少ないので、相談されてうれしいと感じる人も多いのではないでしょうか。
辛くなったら、仕事を休んでも辞めても良いのです。
人生はどうにかなるもの。
友人とは、少し距離を置いても良いのです。
また気持ちに余裕が出たら誘ってみましょう。
本当の友達なら分かってくれるはずです。
まとめ
本日はHSPさんの、人間関係の悩みあるある5選を、具体例を挙げて説明しました。
人との関わりにおいて、最も優先すべきは自分自身の気持ち。
自分の心の住人に問いかけてみて下さい。
「どうしたい?大丈夫?」と。自分の気持ちに素直になる事が出来ます。
素直な自分でいると、本来の自分に合った物や人が寄ってきます。
とても生きやすくなりますよ。
そして頑張った自分をいたわってあげて下さい。
「嫌だったね、今日は疲れたね」と。
HSPの深く考える特徴を上手く生かして、とことん自分を癒すために向き合ってみて下さい。
また、自分の心に問いかけながら、本音と人との接し方を試してみて下さい。
想像しているよりも人は優しいし、自分のことを良くも悪くも気に留めていない人が多いです。
少しくらい失敗しても、手を抜いても問題ありません。
自分に厳しい人は、相手に対しても厳しい目を持ってしまいます。
人の嫌な所に目が行ってしまい悩んでいる人が多いのではないでしょうか。
自分自身も含めて、「人」に対しての評価が厳しいのでしょう。
まずは「自分」と言う人間との関係を良好にしてあげて下さい。
幸せのヒントになるかもしれませんよ♪
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?
「他人の顔色ばかりみてクタクタ」
「自分の意思で生きられない」
「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」
そんなあなたはこちらの記事を読んでみてくださいね。
あなたが「自分軸で気楽に生きられるようになる」ことを願っています♪