【神戸市】県立総合衛生学院建替整備事業「新長田キャンパスプラザ(仮称)」現在の状況は4.内装工事段階
令和5年1月18日から始まった県立総合衛生学院建替整備事業はコロナ禍の影響を受け、約1年遅れての着工となりました。
新長田駅前南地区再開発における最後の工区である腕塚5丁目第3工区、こちらには県立総合衛生学院の新校舎が建設されます。
建設工事は令和6年6月まで、供用開始は令和6年9月の予定となっています。
4月15日現在の工事の進行状況を見てきました!
外観は完成したのでしょうか、全て幕に覆われています。
工事状況を示す案内によると、今は内装の工事中とのことでした。
外壁に描かれている進行図でいうと、4・内装工事の段階のようです。
◆完成すると三つの学校が入ります!
完成後は1~4階に兵庫県立総合衛生学院、5階に兵庫県立大学、6~8階に兵庫教育大学が開設され、9階は大講堂兼体育館となります。
当初は市住宅供給公社が分譲するタワマン計画もあったようですが、各工区を民間業者に譲渡して開発をゆだねる方式となったため、現行のプランとなったようです。
1ブロック先にある新長田合同庁舎同様、震災から復興した新長田を活性化するためのプロジェクトとして進められています。
◆外側を囲む様々な看板が素敵!
外側をぐるりと回ってみました。
まずは兵庫県立総合衛生学院の案内が目に入ります。
学校の名前通り医療に係る様々な分野が学べる、県立の専門機関のようです。
この工事期間限定でアートや長田区の魅力を紹介する案内も掲げられています。
「開工神戸」でおなじみ、長田の産業を支えるものづくりの現場が紹介されています。プロフェッショナルなたたずまい、カッコイイです!
長田港、駒ヶ林魚市場の写真も見つけました。
魚市場の歴史は明治時代から100年以上も続くと言われています。
長田の銭湯巡りをしてみたくなりますね!
そして長田はアートとも縁が深い街。
二年に一度、下町芸術祭が開催されています。
前回は2023年でしたので、次回は来年ですね♪
「ながた緑プロジェクト」は新長田合同庁舎の仮囲と六間道商店街の中での試み。
六甲山の間伐材を使ったプランターとベンチを用意し、六甲山系の長田区北部・獅子が池の植物を植栽しています。
こちらの学舎が完成することにより、約1000人もの学生や関係者が新長田エリアに通うこととなり、周囲の飲食店や商業施設にも経済効果が期待されています。
長田の好きなところ、おすすめポイントを掲げているこちらの写真、改めて地元の良さを再認識させてくれる素敵な一枚です!
◆新長田のこれから
阪神・淡路大震災から30年が経ち、ようやく最後の復興プロジェクトの完成を迎えようとしています。
時代と共に変化するものもあれば、変わらないものもあるのではないでしょうか。
新長田のひとの温かさがきっとそうなんだと思えた春の一日でした。
■兵庫県立総合衛生学院 新校舎
住所:神戸市長田区腕塚町5丁目
アクセス:神戸市営地下鉄新長田駅、JR新長田駅より南へ徒歩約7分