【12月の地震】140回の地震が発生!能登半島付近では36回、石川県西方沖で29回の地震が最多
今年も残すところあと1日となりましたが、5月よりスタートした各月の地震発生件数を、12月もお届けします。
12月は地震情報が多いように感じましたが、本日30日14時で集計したところ、震度1以上の地震は全国で140回起きていました。
先月は集計をはじめた5月以降最多となる、217回の地震が発生しましたが、12月は少し落ち着いたようです。
震度3:9回&震度4:2回 震度5弱以上の地震はゼロ!
12月は震度5弱以上の地震は起きておらず、震度3=9回、震度4=2回でした。ただ、上記リストを見ると、東北から九州、四国、山陰地方と全国的に広く地震が発生したことが分かります。
相変わらず能登半島周辺での地震が多い
全国で140回と、先月日比べて少ない発生回数ですが、その内36回が「石川県西方沖」「石川県能登地方」「能登半島沖」を震源とする地震です。
特に、先月91回の地震を観測している「石川県西方沖」では、今月も29回と全国最多の地震が起きています。
同じ震源にて3回以上発生した地震は「石川県西方沖」が29回と最多
上記のグラフを見れば分かりますが、全国で「同じ震源にて3回以上発生した地震」をまとめると、やはり「石川県西方沖」が29回と最多です。
また「石川県能登地方」でも6回発生しているため、能登半島では現在でも度々地震が起きています。
明後日で元旦の地震から1年を迎える能登半島ですが、現在も相変わらず地震が頻繁に起きており、住民の方に不安を与えています。
揺れに慣れてしまうと、避難の遅れにつながり二次災害の原因になりかねません。珠洲市では地震と豪雨による影響で、23日現在でも断水が継続している地域もあり、市のホームページを確認すると復旧時期は「未定」となっています。
地理的条件や気象条件などさまざまな要因があるようですが、住民の方々の日常生活が、1日でも早くなるよう祈るばかりです。