国立を愛した作家 山口瞳ゆかりの地を歩く「くにたち散歩 くにたち文化人めぐり」5/13開催【国立市】
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kunitachihapisupo/article/00463946/top_1683357240516.jpeg?exp=10800)
小説「居酒屋兆治」や「血族」で知られる直木賞作家 山口瞳先生は、国立で暮らし、そのエッセイの中にも実際に訪れた市内の場所やお店がたびたび登場します。
![山口瞳先生の著書(「国立本まわり」より)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kunitachihapisupo/article/00463946/internal_1683359210236.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
国立市観光まちづくり協会が主催するくにたち観光案内人のツアー「くにたち散歩」では、「文化人めぐり」の第一弾として「山口瞳編」を5月13日(土)に催行します。
![谷保天満宮鵜梅園](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kunitachihapisupo/article/00463946/internal_1683357524799.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ゆかりの場所の1つ、山口瞳先生もよく散歩されていたという谷保天満宮梅園。2月末頃には白梅、紅梅が咲き誇る園内は、今は新緑が美しいシーズンです。園内には茶処てんてんもあるので、ひと休みも可能です。寒い日は甘酒、暑い日はかき氷がおススメです。
![山口瞳先生文学碑](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kunitachihapisupo/article/00463946/internal_1683357501572.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
梅園の中には「山口瞳先生文学碑」が建立されています。石の彫刻家 関敏先生の手によるものです。
![山口瞳先生文学碑](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kunitachihapisupo/article/00463946/internal_1683357688942.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
文学碑をよく見ると「山」と「口」が表現されています。岩肌の違いも実に手が込んでいる作品だと感じます。
![明窓浄机館](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kunitachihapisupo/article/00463946/internal_1683357710965.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
また、富士見通りにある明窓浄机館では、現在「関頑亭展」を開催しています。関頑亭先生は山口瞳先生のエッセイにも「ドスト氏」としてよく登場していた彫刻家です。
![「今日無事」](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kunitachihapisupo/article/00463946/internal_1683357725526.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
関頑亭先生の画に、山口瞳先生が「書」を書き入れた合作も飾ってあります。
この場所で、山口瞳先生のご子息 山口正介氏よりお父様の思い出話を語っていただくとのことです。
![アトリエ関](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kunitachihapisupo/article/00463946/internal_1683357944671.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
こちらは、関頑亭先生の奥さまの帽子作家 関民さんのアトリエです。雰囲気のある帽子が並んでいます。4/25に放送された「じゅん散歩」(テレビ朝日)でも登場していましたので、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。実はこのアトリエに併設して「頑亭文庫」というギャラリーカフェを6月にオープン予定です。今回の「くにたち散歩」ツアーでは、一足早く、このカフェでお茶をいただけるそうです。
![「国立三角駅舎物語」](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kunitachihapisupo/article/00463946/internal_1683359026584.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
明窓浄机館に飾られていたこちらの絵。元々は、山口瞳著「金曜日の夜」の表紙に使用されていたものを、現在は「国立三角駅舎物語」(国立市観光まちづくり協会発行)の表紙に使用しています。山口瞳先生はもちろん、関頑亭先生など国立ゆかりの方々や国立の歴史、成り立ちを紹介している冊子です。こちらは、旧国立駅舎まち案内所で購入することができます。ツアーのテキストとして参考になります。
![くにたち散歩「くにたち文化人めぐり」山口瞳編](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kunitachihapisupo/article/00463946/internal_1683357919195.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
新緑の美しいシーズンに、くにたち観光案内人の方々と、くにたち散歩してみませんか?作家の視点でまちを巡ると新たな発見があるかもしれませんね。
くにたち散歩「くにたち文化人めぐり」山口瞳編
日時:令和5年5月13日(土) 集合13:00~解散17:00頃
コース:旧国立駅舎~山口瞳氏ゆかりの場所を散策~谷保天満宮文化碑見学で解散
料金:1,500円(講演、ワンドリンク、保険代含む)
主催:国立市観光まちづくり協会
申し込み方法:電話またはメールにて国立市観光まちづくり協会まで、
①イベント名 ②参加者氏名 ③連絡先 ④お住まい(区市町村まで)をご連絡ください。
満席になり次第受付終了。
電話:042-574-1199(平日9:00~17:00)
メール:event@kunimachi.jp
詳細・お問い合わせ:国立市観光まちづくり協会
<参考リンク>
くにたち観光案内人 活動報告
くにたち観光案内人 活動紹介パネル展示
<関連リンク>
くにたちハッピースポット
【連載】国立本まわり 十松弘樹
【1】『居酒屋兆治』を歩く
【2】山口瞳『行きつけの店』前編・後編
【3】「帽子作家 関民 Tami's Spirit-こころが動きだすヒントー」