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ダイソンの空気清浄機が欧州規格のすごいフィルターを新搭載

コヤマタカヒロデジタル&家電ライター

今世界を騒がせているコロナウイルスって0.1μm(マイクロメートル)の超微細な大きさだそうです。このため、目の細い医療用のマスクじゃないと防げないなんていう話がよく聞こえてきますよね。これは空気清浄機でも同じです。 フィルター性能が低い空気清浄機や密閉性が低いモデルだとせっかく吸い取っても漏れてしまいます。

一般的な空気清浄機に搭載されているHEPAフィルターは0.3μmの微粒子を99.97%以上捕集できる性能をもつものとしてJIS規格で定められています。

0.1μmと0.3μm

あれ?って、思いますよね。

でも、大丈夫です。一般的なHEPAフィルターはプリーツ状に折り畳まれて何層も重ねられている上、静電気や重力など、さまざまな力が関係することで、 微粒子をしっかりと捕まえることができるんです。

しかし、それでも不安という人もいるはずです。そこでおすすめしたいのが、新登場の厳格な基準を持つ欧州規格「HEPA H13」フィルターを搭載した、ダイソンの空気清浄機『Dyson Purifier シリーズ』です。

左が『Dyson Purifier Hot+Cool 空気清浄ファンヒーター』、右が『Dyson Purifier Cool 空気清浄ファン』
左が『Dyson Purifier Hot+Cool 空気清浄ファンヒーター』、右が『Dyson Purifier Cool 空気清浄ファン』

ダイソンではこの空気清浄機を開発するにあたって、内部のごくわずかな隙間などなくすために構造を再設計したそうです。その結果、24ヶ所もの隙間を塞ぐことができ、完璧に密閉できました。そして、「HEPA H13」フィルターと組み合わせることで、0.1μmレベルの微粒を99.95%捕らえられる性能を搭載。これなら0.1μmのウイルスもしっかりと捉えてくれそうです。

吸い込んだ微粒子をしっかり内部に閉じ込めます
吸い込んだ微粒子をしっかり内部に閉じ込めます

さらに『Dyson Purifier シリーズ』は内部設計を見直したことにより、運転音も改善。最大20%静かになっています。

この0.1umの微粒子を99.95%以上補修できる『Dyson Purifier シリーズ』は2種類、各2色ずつ(ホワイト/シルバー、シルバー/ブルー)登場しています。

ノッポなのが、扇風機としても使える『Dyson Purifier Cool 空気清浄ファン』です。 本体サイズは高さ1050 mm×幅220 mm×奥行き220 mm。8畳を約22分で清浄する能力を搭載しています。

そして、 温風モードを搭載しヒーターとしても使えるのが『Dyson Purifier Hot+Cool 空気清浄ファンヒーター』です。ファン部分が小さくなっているため、本体サイズは高さ764mm×幅248 mm×奥行き248 mm。8畳を約27分で清浄する能力を搭載しています。

個人的にはヒーターとして使う場合の消費電力1400Wがちょっと高いと考えているので、ノッポの『Dyson Purifier Cool 空気清浄ファン』がおすすめです。

一体化した新型フィルター
一体化した新型フィルター

なお、 今回採用された新しいフィルターは匂いをカットできる活性炭フィルターが一体化しており、一枚で取り付けられるのがポイント。実は、 従来モデルとも互換性があるため、 旧モデルを持っている場合でも新しいフィルターが使えるそうです。

●ダイソン 空気清浄機能付空調家電

https://www.dyson.co.jp/air-treatment/purifiers.aspx

デジタル&家電ライター

1973年生まれのデジタル&家電ライター。大学在学中にファッション・カルチャー誌で商業誌での執筆を開始。その後、PCやデジタルガジェット専門分野として執筆活動を展開し、2007年頃より白物家電に注目、執筆範囲を大きく広げる。現在は家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆する。また、執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関してのコンサルティングやアドバイザーなども務める。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。

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