サイフォン式のコーヒーメーカーを試した
タイガー魔法瓶から全自動のサイフォン式コーヒーメーカーが登場しました。サイフォン方式とはメーカーの説明によると「フラスコ内の水を沸とうさせ、気圧変化によりコーヒーを抽出するサイフォン式コーヒーは、味はもちろん、ポコポコと沸く音も心地よく、シリンダーに少しずつ溜まっていく過程も美しい抽出方式です。一方、用意する道具や作業工程が多い、抽出方法が難しいといった理由から、自宅でサイフォン式コーヒーを楽しむのが難しく、こだわりのカフェや喫茶店で長く愛されてきました。」とのこと。
メーカーから貸し出しを受けて試すことが出来ました。
サイフォニスタは蒸気圧を使ってコーヒーを抽出するサイフォン方式を採用した コーヒーメーカーです。一般的な手動のサイフォン式コーヒーメーカーとは異なり、コーヒー豆(粉)を下に入れ、水を上にセットする仕組み。ペーパーフィルター式と比べるとコクと風味のある コーヒーが抽出できます。本体サイズは幅313×奥行き239×高さ366mmで、コーヒーメーカーには珍しく 横に大きいデザインです。
ミル機能などはなく、コーヒーの抽出のみがができます。スチーム技術と熱制御技術を融合した独自の「自動サイフォン式コーヒー抽出システム」を 採用。 味の調整はスペシャリティコーヒーに向きのおすすめメニューが抽出できる「Dual Temp」のほか、風味と濃さを3段階ずつで調節できます。
シリンダーをセットすると操作部が点灯。 コースを選んで抽出がスタート。上シリンダーの水が下に降りてコーヒーの粉と混ざり、抽出後、蒸気圧で上シリンダーに戻ります。メッシュフィルターが粉を濾すので油分などが含まれたコクのあるコーヒーが抽出できます。
全く新しいタイプの製品だけに本体価格は6万円台とやや高め。見る機能がない点や2杯分(240ml)と抽出量が少ないのも気になります。
ただし、抽出したコーヒーはペーパーフィルターを使わないこともあり、非常に風味は豊かで味わいもいい。抽出の工程はみていて楽しいサイフォンで入れるコーヒーにこだわりがある人には刺さる製品だと言えます。まずはサイフォニスタで淹れたコーヒーを味わってみてはいかがでしょうか。