【仙台市若林区】やっぱりつけ麺ではなく「元祖特製もりそば」と呼びたい。あの有名店の魂を受け継ぐ人気店
仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。
明けました。やっと明けましたね、梅雨。暦が8月に突入した途端(2024年8月1日11時)、仙台管区気象台より宮城を含む「東北南部が梅雨明けしたとみられる」との発表。夏、到来。気温的には既に熱中症アラートがビービー鳴るほどゴリゴリの夏っぽさだったわけですが、やっと季節と気温が一致してくれた感じがします。
そんな2024サマーに突入した仙台。今回ご紹介するのは、ついつい熱々を避けてしまいがちな暑い季節にピッタリのつけ麺、いや、元祖特製もりそばのあるお店。元祖特製もりそばと聞いて、ラーメン好きの方ならピンとくるかもしれません。そうなんです。若林区にある、あの名店の魂を受け継ぐお店です。
そのお店があるのは、若林区なないろの里。なないろ、虹を思わせるレインボーカラーの里というファンシーな地名のエリア。商業施設「クロスモール仙台荒井」の近くにあるのが、今回ご紹介する…
「東池袋 荒井 大勝軒」さんです。
大勝軒さんといえば、ラーメン好きなら知らぬ人はいないであろう人気店。現在のつけめんの元となった「元祖特製もりそば」。そして「ラーメンは鶏ガラ、豚ガラ、(店主の)人柄の3ガラ」というラーメン評論家の故武内伸さんの名言にもある、店主:山岸一雄さんの温かな「人柄」が有名です。
こちらの荒井大勝軒さんは、そんな大勝軒さんの魂を継いでいるお店です。暖簾の右下には山岸一雄さんの署名とハンコが。まごうことなき大勝軒。
入店してみると、お昼の時間帯をズラして訪問したのにも関わらずこの混雑っぷり。ご家族連れからお一人様まで、カウンター席とテーブル席でみなさん美味しそうにラーメンやつけ麺を食べています。
注文は席にあるタブレットでポチっと送信をするスタイル。この日は暑かったこともあり、迷うことなくいつもの「つけ麺」をポチリ。
ちなみに、つけめん(元祖特製もりそば)は複数種類のスープがあります。辛味を追加した「辛し」、チャーシュー・角煮・野菜のせ、そして坦々にカレー。日々進化しているラーメン、時代に合わせて色々と進化してきたのでしょうか。ううむ。カレー味、気になる…。今度注文してみようかしら。
着丼を待つ間、見上げると写真が飾られていました。池袋大勝軒の店主だった山岸一雄さん、そして荒井大勝軒の店主さん、二人が並んでいます。
嗚呼、山岸一雄さん。ラーメン評論家:武内伸さんが監修した漫画「一杯の魂-ラーメン人物伝-」で読んだ池袋大勝軒の話を思い出します。最愛の奥さんを亡くし、お店を続けることを諦めかけた時、お客さん達の温かなメッセージで勇気づけられたこと。お客様の幸せな顔を見たいと笑顔を浮かべる山岸さん。その「人柄」が生み出し、継承されていく味。はやく食べたいなぁ。
大勝軒に対して思いを巡らせることしばし、着丼しました。ワタクシが注文した「つけ麺」。麺の量は中盛りでお願いしています。さあ、いざ実食。いただきます!
まずはスープからゴクリ。そうそう、これこれ。塩味、甘味、酸味。そしてちょっとピリと感じる辛味。気持ち濃い目になっているので、麺をつけると合うんですよねぇ、これが。バランスのとれた美味しいスープです。
スープにレンゲをくぐらせると、ゴロゴロとしたチャーシューがたっぷりと入っているのも嬉しい。たっぷりの美味しいスープにたっぷりのチャーシュー。ではでは麺をつけていただきましょう。
スープをつけてすする麺は、柔らかさの中にしっかりと主張してくるコシのある太麺。スープがしっかりと絡んでくれます。
ちなみに今回珍しくワタクシ、麺の量を大盛りにしていません。なぜかというと、大勝軒さんはデフォルトの普通盛りで結構な麺量であるのが定番。山岸一雄さんの「お腹いっぱい食べてほしい」イズムが継承されているお店なわけですから、ちょっと控えて中盛りにしたんですね。まぁ、こちらのお店で何度か大盛りをいただいて、お腹パツンパツンになったことがあったこともあるからなんですけど…。
麺をスープにつけて、すする。スープをチビリと飲む。合間にスープの具材である美味しいチャーシューを食べる。嗚呼、やっぱり美味しい。まるで無限ループでもあるかのように、ズルズル、ゴクリ、パクパクを繰り返します。
麺も残すところ少しとなったところで、若干スープに味変。おろしニンニク、お酢、唐辛子を投入すると、より一層パンチのきいた味わいになってくれました。ニンニクうめぇ、お酢の酸味うめぇ、唐辛子の辛味うめぇと一気にラストスパートです。
麺がなくなり、ごちそうさまでした?
いやいや、スープの丼がないことにお気づきでしょうか。個人的大勝軒さんのルーティン。スープを最後まで味わう「スープ割り」のオーダーです。店員さんに「スープ割りお願いします」とお伝えし、丼を渡すと…
スープを出汁で割ってくれたものが再度着丼するんです。お店によっては割るための出汁を一緒に提供してくれるところもありますが、こちらの荒井大勝軒さんはお願いするスタイル。蕎麦好きということもあり、蕎麦湯的なスープ割り。好きなんですよねぇ。
さてさて、後半味変したスープを割ったお味はいかに。
ゴクリと飲むと、ホッとため息がこぼれるようなホッコリする美味しさ。つけ麺のメインとしてスープから、お味噌汁の代わりにも飲めそうな汁物的美味しさになっています。スープ割りの為にあえて残しておいたチャーシューも楽しみつつゴクゴク。今度こそ正真正銘のごちそうさまでした!
いかがだったでしょうか。山岸一雄さんの魂を受け継ぐ人気店、暑い日にツルリと食べたくなるつけ麺がある「東池袋 荒井 大勝軒」さんのご紹介でした。気になった方は是非足を運んでみて下さいね。
●東池袋 荒井 大勝軒●
〒984-0017 宮城県仙台市若林区なないろの里2丁目11−7