「あーあ、負けちゃた」と呟くあなたが、「大阪都構想を支持しよう」と投票日前に発信していたかが問われる
大阪都構想をめぐる大阪の住民投票の結果が、もうもちきりですね。
ボクは正直のこの問題については勉強不足で、自身の立場を決めたり主張なども特段無いのですが、まとにかく、今晩は、ツイッターもフェイスブック上でももちきりなので、気になったことを書いてみます。
シルバーデモクラシーが問題だ、というツイッター上だとカキコが多いですね。そりゃ、たしかにそのようです。出口調査の数字でしか、年代別の投票行動はわかりませんが(そりゃ、投票用紙に投票者の年齢書いてないわけで)、まただ、各種数字からも「70代以上の人びと」の熱烈な反対が、こと20-40代の賛成を上回ったということでしょうね。
投票のパーセンテージとともに、そもそも世代別の母数が違うのもまた事実ですしね。
けれど、そんなことはわかりきっていたことでしょうし、ツイッターやフェイスブックではアイディアとしては「70代は一人0.5票」なんていうことも上がるけれども、現実的にはそありえないことで(憲法違反ですからね)、やはり、シルバーデモクラシーは、わかりきったことなので、指摘してもしょうがないわけです。
それより「あーあ、負けちゃた」と呟くあなたが、「都構想を支持しよう」と投票日前に発信していたか、を問うべきだ
世代の人口差は大きな問題ではあるけれども、では、できることをそれぞれしていたのだろうか、と思うです。
先の参議院選挙より解禁されたインターネットを活用した選挙運動は、当事者たちだけでなく、市民がそれぞれの意見や思いを選挙期間中に広く表明することができるようになったという点が、こと素晴らしいと考えます。(今回は住民投票なので、もちろん通常選挙とはルールが異なりますが)
橋下氏は、「日本の民主主義を相当レベルアップさせたと思う」と会見で言ったそうですが、この住民投票を機に議論をしたり、考える機会を多くの人々が持ち、実際に7割近い人が投票に足を運んだことは素晴らしい。けれど、じゃ「あーあ、負けた」とか「シルバーデモクラシーだよな」とつぶやいているあなたは、実際に目指す社会に変えようと、行動を起こしたのだろうか。
今回の大阪府構想の一件から学ぶべきは、それぞれが主張や思いを発信することの重要さ
わからなきゃ、芸人・たむけんさんみたいに勉強会してみよう、というのも良いかもしれません。疑問すらつぶやいて、得たインプットをまた、WEB上で発信するということだってできる。
まさにこれほどの僅差、「あーあ」というあなたの行動が(大阪以外の人でも)結果を変えたのかもしれない。
シルバーデモクラシーへのぼやきでなく、それが今回の最大の学びなのだと思います。