【京都府長岡京市】奈良時代から江戸時代までの髪形を再現! 髪結は女性の文化として残したいと美容師ら!
開催中の「長岡京ガラシャ祭2022 ガラシャウィーク」の一環として、西国街道にある神足ふれあい町家で2022年11月7日、日本髪の自髪結い体験が行われました。奈良時代から江戸時代中期にかけての女性の髪型が、当時の衣装とともに時代ごとに再現されました。
京都府乙訓地域を中心に、京阪神の美容師でつくる「結いの会」が主催するイベントで、今年で9回目。結いの会に所属する美容師たちは、髪結いの歴史と髪型を研究し、技術を磨いてきました。公募で集まったモデルさんは12人。
代表の倉橋杏奈さん(72)は「髪結いは女性の文化であり歴史です。現在の技術にも活かされている伝統をこれからの世代に継承するためにも多くの人に楽しんでもらい、力を貸してほしい」と思いを語ります。
江戸時代前期の寛永年間に女性たちの間で流行したという「立兵庫(たてひょうご)」にチャレンジした手束希美さん(17)さんは、「中学生の時に友達がしてたのを見て、来年はと思っていたら新型コロナで3年ぶりになった。やっとできて嬉しい」と喜びもひとしお。
手束さんを担当したヘアーデザインリントの美容師・竹ノ内陽香さんも「今年初めて体験できた。できる人がどんどん減っていく中で、先生方に教えてもらってこういう伝統を残して行けることに喜びを感じます」と語っていただきました。
モデルさんたちは、時系列に並んで市内を練り歩き、最後に市役所で中小路健吾長岡京市長を表敬訪問しました。
神足ふれあい町家には、11月5日~13日のガラシャウィークの期間中、細川ガラシャ夫人「玉、お輿入れ」道中の屏風が特別展示されています。
神足ふれあい町家(外部リンク)長岡京市神足2丁目13−10 075-951-5175