38歳の男が指輪を4つも身につけている理由
僕はアクセサリーを身につけるのが好きだ。さすがにいい大人であり社会人なので、ジャラジャラと派手な装いにならないように気を配っているが、それでも普通の人よりはちょっと多めに着飾っていると思う。
その理由は「好きだから」としか言いようがないと思っていたのですが、先日妻と話をしている中でちょっとした気づきがあったので、そんな話をしようと思います。
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「コンプレックスはないの?」
何の話の流れだったか、妻が僕にこんな質問をしてきました。「何かコンプレックスに感じてるものってないの?」と。
妻は、少なからず自信がない部分があるような口ぶりでした。僕から言わせれば、絶世の美女というと嘘っぽくなるので控えますが、それでも十分に魅力的な女性にみえます。
ですが大切なのは本人がどう感じているか。自身がそう感じているのであれば、それは欠点になりえるのでしょう。
さて、妻の質問に対して答えを探していた僕。どうだろうかと考えた結果、「見た目に関してコンプレックスに感じるものはない」とも思ったのですが、それ自体がコンプレックスなのかもしれないと思い始めました。
つまり、凹がなければ凸もない。何か特徴的な部分やアピールポイントになりえそうな箇所が見つからず、平々凡々であると感じていること自体が、自分にとってのコンプレックスなのではないかと思うのです。
自分の持つ「何も無さ」を感じるから、それを埋めるべく、アクセサリーを身につけることで補完してるのかも。そんな風に感じたのです。
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大切にした分だけ思い出が積み重なる
だからどうしたという話。自分に対しての認識が変わったわけでもなければ、コンプレックスがなくなったわけでもない。ただただ「あっ。自分ってそんな風に感じていたんだ」と感じただけ。
ですがその気づきのおかげで、身につけているアクセサリーへの愛着がより増していくのを感じます。
結婚指輪。
結婚10周年の記念で買った指輪。
僕の転職祝に妻がプレゼントしてくれたアロマリング。
自分で買ったJam Home Madeの黒いピンキーリング。
どれにも思い出があり、唯一無二の存在で、大切なものでした。それは以前から何も変わっていません。
そこに加えていまは「身につけていることへの自信」のようなものを手にしたように思えるのです。アクセサリーを身に着けているという感覚から、より自然体で、はじめから自分の一部分だったかのような——。
よくいわれる「物には魂が宿る」という考え方。この感覚は自分も大切にしていて、ただの物質としてではなく、自分と時間を共にして関係性を築いていくものだと考えています。
関係性とは、つまりは思い出を作ること。きっと、自分が道具に対して愛情を注いだ分だけ、僕を素敵な場所や人との御縁を紡いでくれるんじゃないかな。
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最後に
僕がいま身につけている指輪の一部をご紹介。
ひとつは以前もご紹介したアロマリング「JODAN」。陶器でできているため、アロマオイルを染み込ませることができ、優しい香りを持ち歩ける指輪です。
もうひとつはJam Home Madeの二連リング。日本のアクセサリーブランドで、ユニークで遊び心に富んだデザインが特徴のブランドです。
Amazon:【JAM HOME MADE(ジャムホームメイド)】FLAT DOUBLE DIAMOND RING M -SILVER- -GOLD- リング 指輪(※リンク先はシルバーですが、僕の持っているのはブラックです)
気に入っている道具はありますか?ぜひそれを大事にして、思い出を重ねてくださいね。