どうも、いわきのグルメを追い求める保険屋 SMILE AGAIN です。

昨今の飲食業界で花形的存在ともいえる「ラーメン」。

美味しいラーメン屋さんがあると聞きつければあっという間に黒山の人だかりとなり、ラーメン自体が持っている”人を惹きつけるチカラ”を強く実感することができます。

それだけラーメンとは魅力のある食べ物なのでしょう。

私どもが住むここいわき市にも、地元では有名な行列のできるラーメン屋さんがありますが、それでも行列ができるお店だけでなく、美味しいラーメン屋さんはいわきにもたくさん存在していると思っています。

もちろん、Webガイドを頼りに評価の高いお店に行ってみるのもアリですが、私にとって出先で見つけた何も知らないお店に、先入観を持たず飛び込んでみるのもひとつの楽しみ。

一種のトレジャーハンティングのような感覚です。

そして、

美味しいお店を見つけた時の喜びもひとしお。

そんな中で見つけたお店が「麺屋 五鉄」さん。

海岸線沿いにお店を構える,、けっこう昔からあるラーメン屋さんです。

ロケーション的にも海沿いにあるオシャレなカフェを思わせる外観。（実際、昔は喫茶店でした）

ただ、交通量の多い幹線道路に面しているワケでもなく、集客の多い商業地域の中にお店があるワケでもありません。

たぶん、周りはゴルフ場と民家くらいしか見当たらないでしょう。

けっこう何もない海沿いの一角ですが、それでもここまでやってくるのは、そこに”美味しいラーメン”があるからです。

お店は2階にあります。

まずは「麺屋 五鉄」さんの階段を上がってみてください。

おっと、ここでご注意を。

お店に続く階段はちょっと急ですから。

お店に上がれば、入口に入ってすぐ左手に食券の券売機があります。

「麺屋 五鉄」さんといえば「特製 海老そば」が有名ですが、今回は濃厚醤油とコショウの風味が効いた「特製 支那そば」をいただいてみましょう。

どちらかというとアッサリ系というよりは、しっかりとした濃い目の味わいでちょっとコッテリ風味が特徴的な一杯です。

一口スープをススると、最初は濃厚な醤油の風味と出汁の味わいが美味しさとして、すんなりと通り過ぎていきます。

が、徐々に口の中でちょっと強めの美味しさがしっかり積み重なって、旨味の層を形成していくような感じに変わりました。

それは喉を通り過ぎた後も、余韻として濃厚な旨味だけが口の中に残っていくようなイメージです

ただ、濃厚醤油ラーメンのスープにありがちな”強い醤油っぽさ”がそれほど感じられないので、濃厚だけどクセがない好印象を作り上げています。

そのうえ、やや粗挽きのコショウの風味や香りがいいアクセントとなり、後味を引き締めてくれるところがいいですね。

モチモチ食感で食べ応えのある中太麺も、小麦の旨味を十分発揮しています。

そのうえ濃厚スープとよく絡み、ラーメンとしての一体感もバツグン。

具材もかなり納得の内容で、大ぶりのチャーシューもうれしいところ。

チャーシューは単品で味わっても美味しさは伝わってきますが、麺といっしょに引き上げればまた新しいマリアージュの完成です。

半熟タマゴの味わいやまろやかさも忘れてはいけません。

麺をススッた後にすかさず半熟タマゴを口に含めば、味覚の小宇宙が口の中いっぱいに広がって満足感もMAXに。

「トータル的に見てもかなりバランスのとれた充実の一杯」

「麺屋 五鉄」さんの「特製 支那そば」を食べ終わった後には、そんな感想が待っていました。

ネット上には情報があふれかえっている時代。

ただ、自分の味覚は味わった物だけを評価するでしょう。

実際味わって”美味しいと感じた一杯”、それが「麺屋 五鉄」さんの「特製 支那そば」です。

みなさんも「麺屋 五鉄」さんのちょっと急な階段を上れば、その先にはきっと”充実の満足感”が待っていますよ。