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【犬のしつけ】叱り方は教えません【犬の気持ち】

ダメは誰にとってのダメ?

「叱らないとダメだと伝わらない」

と思っていませんか?

ダメ

は『人間から見てダメなこと』です。

人間には善悪の区別があります。

「人としてやってはいけないことを、、」 などは良く聞きますが、

犬猫さんには

「犬としてやってはいけないことを、、」と後悔するなど、

人のような善悪の区別はありません!

もともと持ち合わせていない感覚に訴えかけても混乱させるだけで理解には繋がりません。

叱る、に頼るようになる

では

『叱っても効果はないのか?』

と言うと、ないことはありません。

犬猫さんの行動は

その行動で自分が得をするか?損をするか?

で決まります。

だからやめて欲しい行動の後にその行動をするよりも叱られることで『損をした』と思えば やめて欲しい行動は止まります。

でもそうすると、目的達成をした人間は叱ることに頼るようになっていきます。

根本的な原因を見よう

「叱ることでその行動が止まるならそれで良い」 と考えるなら叱るのもアリかも知れません。

でも必ず知っておいて欲しいことがあります。

人にとってはダメな行動でも犬猫さんとしては

するべき理由があってその行動をする

ということです。

叱ることでやめてくれた場合、叱る、に頼って

なぜその行動をするのか?

を考えなくなることが多いと感じます。

なぜ?がわかればそもそもその行動をしないで済むことだってあるのに、叱ることに頼ると根本的解決を放棄することにも繋がります。

叱らなくて済む方法

叱られるような行動をする理由には

・その行動をするとスッキリする

・本能的にやりたい行動である

・自分や家族を守るため

などたくさんの理由があります。

それを叱ることだけでコントロールすることは 犬猫さんのきもちに反することも多く、また理由があってしていることを止められると

反発してくるというリスク

も承知の上で叱りたい方は叱って下さい。

私は叱る方法ではなく、

して欲しい行動をほめながら教えます

まとめ

叱るということは 良くない点を指摘して咎めること

を指します。

良くない点、というところからすでに犬猫とのきもちのすれ違いが生じそうですね。

叱らないことはして欲しいことをコミュニケーションを使って伝えていくことです。

教えることをせずに叱るだけで行動を止めるのは教育を放棄していることと同じだと私は考えています。

《一生困らない育て方》教えます! 愛玩動物看護師の国家資格を持つ、犬猫育てのトレーナーです。 動物病院での経験10年以上、犬猫育てスクールを立ち上げて5年目のプロが〈しつけ〉〈食事〉〈お手入れ〉などわんにゃんとのさらに楽しく、仲良しな生活をサポート!フォロワー1万人以上のInstagramでも情報配信中。

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