WBOスーパーウェルター級、WBA世界同級レギュラー王座、WBOミドル級タイトルと3本の世界のベルトを巻いたデメトリアス・アンドラーデは、現在WBOスーパーミドル級4位にランクされる。

　目下、戦績は31戦全勝19KO。最初に獲得したタイトルの防衛戦を、期日までに行わなかったことで、ベルトを剥奪された過去を持つ。34歳となったサウスポーは、来年早々にWBAスーパーミドル級8位　デモンド・ニコルソンと戦う。

　2階級を制した元チャンピオンは言う。

　「いい気分だね。これは新たな旅だよ。SHOWTIMEがお膳立てしてくれる。今、新たな章を描いているところさ。

　俺は3階級制覇を目指しているんだ。自分の才能と技を披露する機会を与えてもらったことに、心から感謝する。カネロ・アルバレス戦は実現するかどうか分からないし、ケイラブ・プラント、デビッド・ベナビデス、ジャーモール・チャーロらビッグネームとやりたい。168パウンドは素晴らしいファイトがたくさん生まれた。俺もそれに加わりたいね。

　プロのキャリアとアマでの経験は別物だ。自分のIQ、才能、技量の全てが俺をデカくした。今回の戦いが楽しみで仕方ない。お互いに、即答で対戦を承諾した。強い方が勝つさ。

　自分が最強だってことを示したい。言い訳はしないよ。これを足掛かりに、スーパーミドル級でも頂点まで上ってみせるさ」

　26勝（22KO）4敗1分けのWBAスーパーミドル級8位、デモンド・ニコルソンも話した。

　「これは私にとって、キャリア最大の一戦です。リングでアンドレ―デと、向かい合う瞬間が待ち切れません。激しい戦いになるでしょう。29歳の私は年齢的なアドバンテージがあります。若さが武器になるでしょう。

　また私の自宅は会場から15分の場所にあります。友人たちや家族でアリーナが埋まる。それもまたプラスになりますよ。100%のコンディションで当日を迎えます。手応えは十分にあります。

　アンドラーデ戦は、私の能力がデビッド・ベナビデスよりも上だと証明する結果となるでしょう。私は賢く戦いますよ」

　熱いファイトとなりそうだ。