ウクライナ軍、超小型のマイクロドローン「Black Hornet」で破壊された建物の中を視察
建物の中や森の中など人間が入れない場所の監視・偵察に
2023年10月にウクライナ軍が使用しているノルウェーの軍事企業が開発した超小型のマイクロドローン「Black Hornet」で破壊された建物の中を視察する動画が公開されていた。上空からロシア軍の動向を監視するだけでなく、人が入れないような建物や森の中などにも超小型ドローンなので入っていくこともできる。紹介動画もあるので見て頂ければ、超小型であることが理解できる。
「Black Hornet」は手のひらに乗って、手のひらから発射できるほどの超小型ドローンで、市街地や戦場でのロシア軍の偵察・監視に使用されている。
2022年8月にイギリスのジョンソン首相(当時)が首都キーウを電撃訪問した際に軍事支援をした時に、超小型のマイクロドローン「Black Hornet」を850機提供することを明らかにした。
▼超小型のマイクロドローン「Black Hornet」での建物内の偵察
2022年2月にロシア軍がウクライナに侵攻。ロシア軍によるウクライナへの攻撃やウクライナ軍によるロシア軍侵攻阻止のために、攻撃用の軍事ドローンが多く活用されている。また民生用ドローンも監視・偵察のために両軍によって多く使用されている。
監視・偵察に使用されるのは小型の民生品ドローンか中型ドローンがほとんどで上空から行っている。「Black Hornet」は超小型で上空からだけでなく、建物の中や森の中など人間が入っていけない場所にも入っていくことができる。「上空の目」だけでなく「あらゆる場所での目」としてウクライナ軍の道先案内になる。
▼超小型ドローン「Black Hornet」