【宗像市】今年の田熊山笠は標題「桃太郎」人形飾りを終えて「いせきんぐ宗像」で展示♫追い山が楽しみ!
今年の田熊山笠は標題「桃太郎」、見送り(裏)は「徳川四天王直政」です。
「いせきんぐ宗像」において7月1日は棒締め、2日は人形飾り、と両日を無事終え16日の追い山当日まで2週間「山笠」が展示されます。
山笠づくりの見学をかねて取材したいと思い、2日に渡って「いせきんぐ宗像」をたずねました。
その際、目の前で世話人の方々のご苦労を見て、感動しています。
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(媒体名)Yahoo!JAPANクリエイターズ
◇棒締め
1日(土)は組み上げた山笠台に六本の棒を固定する作業「棒締め」がおこなわれました。
午後から曇天となったものの、午前中は雨の降る中での作業です。
山笠はできあがれば1トンほどの重さになると言います。
事故のおこらないよう、慎重にていねいに組み立てがすすめられるのです。
◇人形飾り
2日は前日とは打って変わって好天に恵まれましたが、高温多湿の中での作業は、世話人の方々のご苦労がしのばれます。
「いせきんぐ宗像」に『田熊山笠』の横断幕とのぼりが設置され、いよいよ祭りの準備開始です。
この日は人形を飾り付ける作業「人形飾り」が行われました。
午後うかがったときには、きれいに人形が飾られていて、その立派さ美しさに感動です。
令和5年の田熊山笠の表標題は「桃太郎」です。
山笠の人形は例年、筑前津屋崎人形巧房の人形師・原田誠さんの作とのこと。
原田さんは津屋崎祇園山笠の人形も制作されている人形師です。
人形が豪華に飾り付けられた山笠を見ると、まちを駆け抜ける勇壮な姿が目に浮かびます。
見送り(裏)は「徳川四天王直政」です。
人形飾りは人形師さんの指示に従いながら、世話人の方たちが協力し合って飾ってゆきます。
人形の飾り付けがほぼ終わると、子どもたちも山笠に乗せてもらってうれしそうです。
山笠を継承してゆくために、子どもたちにも興味を持ち関わっていってくれることを願っていると、世話人の方が話してくれました。
追い山当日までの期間中、随時「寄付」を募集しているとのことです。
夕方再度訪問したときには、台の周囲の飾り付けもできていました。
ここまできれいに飾り付けても、台風シーズンのこの時期は、台風がきたら上部だけはずして別の場所で保管することもあるそう。
伝統行事を開催するには、たくさんのご苦労があるようです。
◇田熊山笠
田熊地区にある示現神社に参拝して、地域の五穀豊穣・無病息災を祈願します。
当日は1トン近い山笠を30人ほどの男性が交代でかついで走ります。
山笠をかつぐ「舁手(かきて)」をつのっているので、ぜひ参加してもらいたいと世話人が呼びかけています。
また「舁山(かきやま)」が走る際に沿道から「勢い水(きおいみず)」をかけますが、何ヶ所かに分けてバケツを設置しているので、通行中の方にも勢い水をかけてもらって山笠をいっしょに楽しんでもらえればと話していました。
新型コロナの影響で近年は、開催できなかったり短縮したりの山笠でしたが、今年は本格開催となり思う存分祭りを楽しめそうです。
◆田熊山笠に関する情報
山笠展示会場/いせきんぐ宗像(所在地/〒811―3431 宗像市田熊2丁目2―13)
追い山開催場所/東郷駅~宗像市役所周辺
※お問い合わせ/090-7533-8516(担当:野上)田熊山笠公式HP参照