こんにちは、十三在住のアラフィフライターです。

スイーツの中でもかなり好きな部類に入るティラミス！ケーキ屋さん、コンビニ、カフェ、見かけるたび食べています。どれもそれなりにおいしいけれど、リピートするかと言えば微妙、いまいち感動がない、そんな風に思っていました。

実は私の実家はケーキ屋さん。思い出は美化されるもので、亡き父が作るティラミスを超えるものには出会えないのかも、とか思ったりしていましたが、今回見つけたティラミス専門店「Tiramisu No.6（ティラミスナンバーシックス）」はマスカルポーネを独自開発したとのことで、期待に胸を躍らせながら取材に行ってきました。

11/16OPENのティラミス専門店

場所は谷町六丁目4号出口から徒歩4分、谷町筋から空堀商店街を入ってひとつめの角を南に向かい、１本目の路地を右折すると見つかります。

入口はこんな感じ。ティラミスが描かれたのれんがかわいいですね。

長屋をリノベーションしたレトロ空間

お店は築70年以上の長屋をリノベーション。和の空間に、楚々とした佇まいのティラミスが並んでいるのは、なんだか新鮮です。

ティラミシエ玉木啓悟さんと奥様

こちらを切り盛りするのはパティシエ歴17年の玉木啓悟さんと奥様。2023年11月16日にオープンしたばかりの新店ですが、連日お客さんが訪れ、２人だと生産が追い付かず、取材に伺った日は臨時休業していたほどの人気ぶりです。

玉木さんのティラミスへの情熱はすさまじく、名刺に書いてあった肩書は「ティラミシエ」。幼少期に食べたティラミスが感動的においしくて、パティシエをしながらもティラミスへの想いを捨てきれず、ついに「記憶に残るティラミスを作りたい」と専門店を立ち上げるに至ったそうです。

金井史章パティシエのお墨付き

オリジナルのティラミスを作るにあたり、相談したのは人気パティシエ金井史章氏。金井氏といえばフランスの三ツ星レストランで修行し、帰国後は青山の「ブノワ」のシェフパティシエになり2020年には独立。東京・九品仏に「INFINI depuis2020」というお店を構えています。

玉木さんは金井さんのアドバイスを参考に、ティラミスの要となるマスカルポーネチーズは10種以上取り寄せて食べ比べ。でも理想の味には巡り合えず、なんと独自開発することに。

毎日、材料を0.1ｇずつ微調整しながら試作づくりに励み、3～4ヶ月かけて完成させたマスカルポーネはとってもなめらかでクリーミーでありながら、軽やかな舌触り。微かに甘くほんのり酸味も感じますが、リッチな味わいです。

ティラミスは“谷六”にちなみ常時６種

オリジナルのマスカルポーネチーズでつくるティラミスは常時計6種。ひとつずつナンバリングされていて001～005が定番商品、006が季節替わりの期間限定商品です。

ギフトBOXもかわいい

こちらのティラミスはすべて冷凍商品。４～５時間かけて解凍すれば食べごろです。瓶詰めだから型崩れの心配がなく、かわいいギフトBOXも用意されているので、知人宅の手土産にぴったり。

こちらのティラミスの瓶を6個貯めてからお店に返却すると、001のティラミスが無料でもらえるので、ご近所の方は瓶を捨てずにとっておいてくださいね。

●●専門店が増えるなか、意外とめずらしいティラミス専門店。こだわり抜いたオリジナルのマスカルポーネと瓶詰めゆえのかわいらしさと利便性、ほかにはないティラミスを求めて谷町六丁目までお出かけしましょう。