浦和レッズが浦和出身の伊藤敦樹選手のゴールなどで逆転勝ち ルヴァンカッププレーオフ第1戦を制する。
グループステージを勝ち上がり、ベスト16に残った浦和レッズは、ルヴァンカッププレーオフステージに進出。ヴィッセル神戸とホーム&アウェイでの戦いに挑む。第1戦は、敵地神戸に乗り込んでの一戦となった。
試合は、いきなり試合が動く。前半3分。左からのコーナーキックを、ニアでそらしたボールをFWドウグラスが左足であわせて神戸が先制をした。その後も神戸が主導権を握り続ける試合展開となったが、前半終了間際に、ロングボールを受けたMF田中達也が右サイドからクロスを入れると、MF伊藤敦樹があわせて同点ゴール。
伊藤選手は「タカ君(関根)がボールをもって、宇賀さんが引っ張ってくれて大外を空けるという動きは、今年の練習でずっとやってきた形で達也君(田中)に入った所で、ワンタッチで折り返してくると感じたので、自分はあそこにうまく入っていけて、達也君もうまく折り返してくれたと思いますが、あとは落ち着いて決めるだけでした」とゴールシーンを振り返った。
浦和レッズが前半最初のチャンスをモノにして、同点に追いつき、1-1で前半を折り返した。
後半もお互いに決定的なチャンスまでは作れない展開となるが、後半71分、神戸のDF菊池流帆がバックパスを受ける際に足を滑らせた所をFW興梠慎三が逃さずに、奪うと冷静にゴールを決めて逆転。試合はこのまま終了して、2-1で浦和レッズが逆転勝利を収めた。
試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「神戸がやり方を変えてきたということもあって、そこに我々がうまく対応ができない時間帯が続いてしまったと思います。その後に、攻撃、守備の修正を加えた所、だいぶ良くなってきて、時間が経つごとに、チームは相手のやり方に慣れてきたのかなと思います。結果的には我々が第1戦を勝利をして、アドバンテージをもって次の試合に挑むことが出来るのですが、180分の試合ですので、残りの90分間ホームでしっかりと戦いたい。神戸も良いチームですので、常に目指している所の最大限の力を出して勝利を目指して戦うという所が次の試合に勝つ条件だと思うので、サッカーでは色々なことが起きるので、過信しすぎずに、次の試合をいいサッカーで勝利で締めくくればと思います」と試合を振り返り、第2戦に向けて気を引き締めた。
浦和レッズはシュート2本でアウェイゴール2得点と効率的な形で第1戦を勝利。優位な形で第2戦を迎えることとなった。第2戦は、6月13日(日)浦和駒場スタジアムにて行われる。