ドジャースで開幕からローテーションを守ってきた唯一人の投手が離脱する。ポストシーズンに不安!?
9月6日、ロサンゼルス・ドジャースは、ギャビン・ストーンを故障者リストに入れた。右肩を痛めているという。直近の登板は、8月31日だ。
メジャーリーグ2年目の今シーズン、ストーンは、ドジャースで唯一人、開幕からローテーションを守ってきた。25登板で140.1イニングを投げ、奪三振率7.44と与四球率2.37、防御率3.53を記録している。なお、ジャック・フレアティは、140.2イニングを投げているが、夏のトレードで移籍するまでは、デトロイト・タイガースにいた。
現在、ドジャースのローテーションからは、山本由伸、タイラー・グラスナウ、クレイトン・カーショウも離脱中だ。
ただ、山本は、9月10日の復帰が予定されている。グラスナウとカーショウも、順調にいけば、今月中旬に戻ってくるだろう。
ポストシーズンのローテーションは、6人や5人ではなく、4人ということが多い。仮に、ストーンが投げられなくても――そうならないことを願うが――グラスナウ、カーショウ、フレアティ、山本が揃えば、ローテーションは成り立つ。彼らの他に、ウォーカー・ビューラーやボビー・ミラーもいる。
ポストシーズンは、10月1日に始まる。だが、このままいくと、ドジャースは、最初のワイルドカード・シリーズをスキップできる。次のディビジョン・シリーズは、10月5日からだ。ドジャースがポストシーズンのローテーションを決めるまでには、まだ1ヵ月ある。
山本がポストシーズンで先発マウンドに上がるかどうかは、まだわからない。候補の全員が揃い、4人のローテーションで臨むとすると、グラスナウとフレアティはまず間違いないだろう。そこに、カーショウも加わりそうだ。今のところ、あとの1枠は、山本かストーンが有力だと思われる。