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2023/6/24開園!岩手「みちのくあじさい園」国内最大級・約400種4万株のあじさいが咲き誇る

やた香歩里花火鑑賞士な旅ライター

雨に沈みがちな梅雨を優しく彩るあじさい。この時期は各地のあじさい園を楽しめますが、岩手県一関市の「みちのくあじさい園」は、約400種・40,000株の大スケール! 雪のような白いあじさいの壁や一面のあじさい畑、そしてあじさい池まで、様々なあじさいの美しさが楽しめます。
2023年の開園期間は6月24日(土)~7月24日(月)。その魅力をご紹介します。

この記事の写真はすべて2021年に撮影したものです。現在の開花状況は「みちのくあじさい園」にお問い合わせください。(一社)一関市観光協会公式Facebook公式Twitterに掲載されることもあります。

約15万平米の山林に連なるあじさいが壮観

「みちのくあじさい園」は、JR一ノ関駅から車で20分ほどの山あいにあります。

園内に入ってみて驚くのは、そのスケールの大きさ! 杉林のなかの散策路はあじさいに囲まれ。

山の斜面があじさいに覆われています。

さすが、日本あじさい協会が「日本一のあじさい園」と認定しているだけあって、壮観です。

約400種ものあじさいが植えられていて、各地のあじさいを集めたコーナーもあります。

九州のあじさいのコーナー
九州のあじさいのコーナー

四国のあじさいのコーナー
四国のあじさいのコーナー

日常ではあまりみかけない、珍しいあじさいも。

景色を楽しみながら歩きたい方も、1つ1つじっくり見たい「あじさい通」な方も、どちらも楽しめるあじさい園です。
きれいな空気の中、ウォーキングを楽しみたい方にもぴったり。

園の奥には、斜面一面に白いあじさい「アナベル」が咲く、あじさいの壁のような景色を見ることができます。

頭上はるか上に咲くあじさいは、他では見ることのできない迫力があります。

一面にあじさいが広がるあじさい畑も!

あじさい畑は少し開けたところにあるので、あじさいの向こうに里山の景色が広がり、他のエリアとはまた違った趣があります。

そして会期後半(2023年は7月10日(月)~24日(月))には「あじさいの池」が出現します。

池いっぱいに、パステルカラーのあじさいが浮かび、美しく可愛らしい景色が見られます。映え写真が撮れることでも大人気!

園内は広く、見どころは多彩で、全部を見て回ろうと思うと3~4kmは歩きます。山登りほどではないですが、未舗装路で少々アップダウンもあるので、ぜひ歩きやすい靴を履いていってくださいね。

歩くのが辛い方は、運転手付きのカート(3~4人乗り)も利用できます。こちらは有料(1人700円)で予約制。4台のみなので、ぜひ事前予約してくださいね。予約はみちのくあじさい園までお電話を。

例年の開花時期は6月下旬~7月下旬とのことですが、2023年は例年より少し開花が早く、開園日の6月24日(土)より前からプレオープンしていました。
一関市観光協会公式Facebookによると、6月18日時点で全体で一分咲き程度とのことです。

アクセスについて

【車の場合】
東北自動車道 一関ICから約30分です。無料駐車場もあります。
園から少し離れた(徒歩約15分)第二駐車場からは、土日祝日に限り「あじさい園」までの無料シャトルバスも運行されています。

【バスの場合】
JR一ノ関駅から、岩手県交通「げいび渓線」にて約30分、「水上」バス停下車、徒歩約15分。
こちらも土日祝日のみ「水上」バス停からの無料シャトルバスが利用できます。

【みちのくあじさい園】
所在地:岩手県一関市舞川字原沢111
開園期間:2023年6月24日(土)~7月24日(月)
※「あじさいの池」は7月10日(月)~7月24日(月)のみ
開園時間:8:00~17:00(最終入園は16:00)
入園料:大人(高校生以上)1,000円、小中学生 200円、未就学児 無料
問い合わせ先:0191-28-2349(開園期間中、9:00~17:00 )
開花状況は一関市観光協会公式Facebook公式Twitterにも随時掲載。
一関市観光協会 公式サイト「いち旅!」|みちのくあじさい園

せっかくだから立ち寄りたい!新緑の美しい猊鼻渓・厳美渓

一関市の玄関口となるJR一ノ関駅へは、在来線でも新幹線でもアクセスが可能。
なので首都圏からでも実は訪問しやすいところなんです。

遠方からなら、あじさい以外にもいろいろ楽しみたいですよね。

一関市には渓谷美の名所、猊鼻渓(げいびけい)と厳美渓(げんびけい)があります。
猊鼻渓は紅葉で、厳美渓は桜で有名ですが、初夏には美しい新緑が楽しめます。

バス路線名の「げいび渓線」からもわかるように、「水上」バス停から摺沢駅前方面のバスに乗れば、10分ほどで猊鼻渓最寄りの「げいび渓口」バス停に到着します。バス停からは徒歩5分ほど。
もちろん、車でも約10分の近さです。

猊鼻渓
猊鼻渓

猊鼻渓はJRの「猊鼻渓駅」にも徒歩約5分と近いので、行きは「みちのくあじさい園」からバス、帰りは猊鼻渓駅からJRで一ノ関駅へ、というルートも利用できます。
ただどちらも本数は少ないので、事前に時刻表をご確認ください。

また、もう一つの人気スポット「厳美渓」へは、車で30分ほど。
バス利用の場合は、一ノ関駅から岩手県交通の路線バス「厳美渓線」にて約20分です。

厳美渓
厳美渓

ちなみに遠方の人だと「どっちがどっち?」となりがちな猊鼻渓・厳美渓ですが、ざっくり言うと、舟下りで楽しむのが猊鼻渓、散策して楽しむのが厳美渓です。よくテレビなどで取り上げられる「空飛ぶだんご」は厳美渓にあります。
名前の印象は似ているのにその魅力は異なるので、ぜひ両方立ち寄ってみてください。

【猊鼻渓】
所在地:岩手県一関市東山町長坂字町467
問い合わせ先:0191-47-2341(げいび観光センター)
名勝・日本百景猊鼻渓舟下り(公式ホームページ)

【厳美渓】
所在地:岩手県一関市厳美町字滝の上地内
問い合わせ先:0191-23-2350(一関市観光協会)
一関市観光協会 公式サイト「いち旅!」|厳美渓特集ページ

花火鑑賞士な旅ライター

宮崎生まれの大阪育ち。人生の約半分を京都で過ごし、現在は千葉在住。もとからの旅好きが、関東移住を機に花火にはまり、旅の目的に花火鑑賞が加わりました。遠くへの旅行も好きだけど、身近なお出かけも好き。どこかで見た素敵なものを、誰かに伝えたい。知って欲しい誰かと知りたい誰かを繋ぎたい。日本酒ナビゲーターで温泉ソムリエで花火鑑賞士な旅人。

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