地元高校生も推す人気急上昇のお店。あっさり豚骨に細麺の、伝統の辛味ダレを使った売切御免の一杯。
西新の学生さんイチオシ
先日、4月20日放送されたKBCの番組「高校生のじかん」のコーナーで、地元高校生が推すラーメン屋さんということで登場したのが「双喜紋」。
もともと、志免のドラゴンロード(県道68号線)にあったお店で、確か西新へ移転してきたのが2022年だったかと。志免の頃から根強い人気があったお店。西新へ移っても通うファンも数多いと聞きます。
現在は西新駅から徒歩数分の場所の飲食街のビルの一角にお店があります。最近は修猷館や西南などの高校生にも絶大な人気となっているようです。
(※ちなみに、KBCテレビ「高校生のじかん」には、当方ラーメンマニアも出演させていただいております)
この飲食街のビルはお洒落なお店も多く、コンクリート打ち放しの店構えや、店内もシンプルながらスタイリッシュな造りです。入口で食券を購入するシステムで、カウンター席とテーブル席で席数も多いです。
メニューはシンプルに、ラーメンとギョーザに焼き飯。もともとリーズナブルな価格設定ですが、学割ラーメンという学生さんに優しいメニューも。味のみならず、このサービスも地元高校生のハートを掴んでいるのでしょうね。
ラーメン(生卵トッピング)
ラーメンに生卵をトッピング。生卵は別皿で提供されるので、自分のタイミングで投入です。ラーメンは白濁の濃度は控えめな仕上がり。そして真ん中に浮かぶのはあの伝統の辛味ダレです。これは、いわゆる小郡系の継承でしょうか。
真上から見ると、右にチャーシュー左にネギ、そして真ん中に辛味ダレです。丼にも書かれた店名の「双喜紋」、ラーメンの丼によく描かれる「喜」という感じを二つ並べたものを呼ぶようですね。ちょうど店名の真ん中にあたる喜の文字に使われているのも粋ですね。
スープはあっさりとしながらも豚骨の風味はしっかりと。濃度は控えめと表現しましたが、決して味が薄いわけではなく、無駄な脂感を感じることなく臭みもなく、豚骨の良き風味を味わうことができます。そこに唐辛子や出汁などを使った特製辛味ダレがアクセントとなって美味しい。
真ん中に生卵を落としてみました。見事に月見のビジュアルに。ただ、生卵はすぐには崩さず、まずはラーメンそのものを味わいます。半分ほど食べ終えたなら、レンゲの上で溶いて、箸休めのように麺を絡めていきます。辛味ダレがピリリと良き味わいを出す中、卵黄でまろやかに一休みです。
そしてこの細麺が人気の秘訣。しっかりとコシと味わいを感じながらも、細めなのでサクッといただけます。スープとの相性もバッチリで、スルスルっと食べ終えます。この麺は自家製だそうで、だからこそスープとのバランスも考えられた美味い一杯に仕上がるのでしょうね。
このラーメンは全て自家製だそう。なので一日の杯数には限りがあるそうです。営業時間はありますが、お店はなくなり次第終了。なんと早い時はオープンから3時間で売切れとなることも。そしてチャーハンも人気のようで、早めにいただかないとすぐに売切れてしまうのだとか。まさに売切御免の一杯です。
西新へ移転後、最近は地元高校生をはじめ認知度も高まり、さらに人気急上昇中の双喜紋。あっさり豚骨に細麺と辛味ダレが人気のポイントですが、学生さんにも優しいお店の心配りこそが人気の秘訣かもしれませんね。
豚骨ラーメン 双喜紋
住所:福岡県福岡市早良区城西3丁目21−27
営業時間:11時30分~19時00分
定休日:水曜日
駐車場:近隣有料