地震や台風などに備えて飲料水のほかどのような備蓄食料を準備しておけばよいか #専門家のまとめ
2024年8月8日16時43分ごろ、宮崎県の日向灘で震度6弱の地震が発生した。津波警報が発表されている。どうか何事もなく、すべての人が無事であることを祈りたい。
台風であれば、ある程度予測できるが、地震は、いつなんどき、どこで起こるかわからない。いざという時に備え、飲料水を備蓄しておくのはもちろんである。どのような食料を備蓄しておくのがよいだろうか。できれば常温保存できる食料が望ましい。
ココがポイント
▼パンの缶詰は開けてすぐ食べられ、咀嚼力の弱い幼児や高齢者も食べやすい。製造から5年間保存できる製品も販売されている
・「9・9・9」(スリーナイン)に始めた 9(救)缶鳥プロジェクト(Yahoo!ニュースエキスパート井出留美)
▼アルファ米は、たとえ電気・ガスが止まっても、水を入れれば調理可能。白米だけでなく具材の入ったものもあり長期間保存可能
・阪神・淡路大震災から29年 いざというとき賞味期限を気にせず飲食できる備蓄食品とは #専門家のまとめ(Yahoo!ニュースエキスパート井出留美)
▼魚の缶詰は3年間保存可能。非常時や避難時の食料は炭水化物に偏りがち。東日本大震災の時にもタンパク質源として重宝された
・備蓄食料は何をどのくらい準備すればよい?備蓄食の選び方とローリングストック法(サカナのちから たんぱく質ヘルスケアコラム)
▼5年間保存できる野菜ジュースは飲むだけでなくご飯を炊くときにも使える。非常時に不足しがちなビタミン・ミネラルの補給源に
・ 5.5年保存可能!非常食として◎!カゴメ「野菜一日これ一本 長期保存用」(イチオシ みんなの「買ってよかった」に出会える)
エキスパートの補足・見解
自然災害に備えての備蓄は次の4つを基準に考えるとよい。
ミネラルウォーター
炭水化物(パンの缶詰、アルファ化米、シリアル)
たんぱく質(魚の缶詰)
ビタミン・ミネラル(野菜ジュース)
三大栄養素のうち、炭水化物・たんぱく質を確保し、ビタミン・ミネラル源として長期保存できる野菜ジュースを準備。命の源であるミネラルウォーターは必須(ただし、記載してある期限は飲めなくなる期限ではなく、容量が担保できる期限なので多少過ぎても大丈夫)。炭水化物源として、グラノラなどのシリアル類は、ビタミン・ミネラルが強化されているのでおすすめ。
常温保存できるものを揃え、ローリングストック法(日頃から少しずつ使っては買い足していく方法)で備蓄すれば、食品ロスにもならない。