【東御市】イワカガミのピンク色がはじける湯の丸高原 レンゲツツジは今週末が見ごろ
6月7日からつつじ祭が始まった湯の丸高原。山肌をレンゲツツジが真っ赤に染める景色を求めて、例年、多くの人が集まります。訪れた6月10日はレンゲツツジはまだ咲き始めたばかりでしたが、今週末には見頃を迎えそうです。
そして、思いがけず出会えたのが可憐に咲くイワカガミの花たち!今回は、その美しい姿をたっぷりとお伝えします。
・イワカガミの魅力
高山植物の中でも人気があるイワカガミ。イワウメ科の多年草で、高さ10~20センチほどの小さな植物です。岩場に自生し、光沢のある葉が鏡のように見えることからイワカガミの名前が付けられました。
・歩いたコース~初心者でも安心!おすすめハイキングコース~
地蔵峠から湯の丸スキー場の第一ゲレンデを登りつつじ平を経由して湯の丸山を往復します。
所要時間:約2時間半
歩く距離:4キロメートル
標高差:約400メートル
・湯の丸山での見どころ~山上の花園へ~
鐘分岐から登山道に入ると、ピンク色の可憐な花がちらほら。
目が慣れてくると、他の植物に隠れてあちこちで咲くイワカガミを見つけることができました。
そして、山頂手前の登山道脇に群生地がありました。周囲と調和し可憐に咲くイワカガミの花たち。まるで、山上の花園のようでした。
・情報収集はビジターセンターで!
「イワカガミは今がちょうど見頃」と太鼓判をおしてくれたのは湯の丸高原ビジターセンター・センター長の小林正明さん。長年にわたって山の保護活動に尽力し、山岳コーディネーター、ネイチャーマイスターとしても活躍されています。
小林さんを囲んでビジターセンターでくつろいでいたのは、池の平湿原の駐車場から三方ヶ峰を歩いてきたという女性たち。
「歩きはじめたらイワカガミが三方ヶ峰までずっと咲いていたわよ」と教えてくれました。
・花が引き合わせてくれた 山歩き中の素敵な出会い
湯の丸山では、多くの人と行きあいました。関東からレンゲツツジを見にきたというご夫婦、ラジオを聞きながら単独行を楽しむ年配の男性、そして、植物の撮影を楽しんでいた3人連れの方からは、いくつかの花の名前を教えていただきました。
同じ白い花でも、よく見るとそれぞれに個性があります。教えてもらわなければ見過ごしてしまうところでした。
別れ際には「ここにコケモモが咲いているわよ」と、見どころを余すところなく教えていただきました。
---いかがでしたか?
標高1732メートルの地蔵峠まで車で行ける湯の丸高原なら、お手軽に高山植物と出会えます。
6月16日(日)はつつじ祭りイベントデーとして大きな催しも予定されています。その頃には、真っ赤に咲き揃うレンゲツツジを見ることができそうです。
イワカガミももう少し楽しめそう!次の週末は湯の丸高原へ出かけてみませんか?
湯の丸高原 つつじ祭
日程:6月16日(日)
時間:10:00~15:00(雨天決行)
場所:湯の丸高原第1ゲレンデ一帯
今年は、東御市発足20周年記念事業として、東御市・嬬恋村の特産品配布や、ガイド付き無料トレッキングツアーを開催予定!
湯の丸高原アクセス
(車で)上信越自動車道東部湯の丸ICから約30分
駐車場:1500台(無料)
湯の丸高原ビジターセンター
開館時期:4月~11月
開館時間:午前9時~午後4時
定休日:毎週水曜日
電話番号:0268-62-4333
取材ご協力:湯の丸高原ビジターセンター様
取材中にお会いしたみなさまにもたいへんお世話になりました