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【川崎市中原区】木に群がる鮮やかなグリーンの鳥軍団を目撃! 野生のインコか?(動画あり)

オリテアガル一般社団法人まめっつ理事・ウォーキング担当(川崎市)

冒頭の写真にある鮮やかなグリーンの鳥をご存知でしょうか?

江川せせらぎ遊歩道を夕方に歩いていたところ、頭の上を数羽の鮮やかな、やや大きめのグリーンの鳥が飛んでいきました。インコでは?と飛んでいった方へ歩いて行ってみると、5、6羽が電線に止まっていました。

でもそれはほんの一部でした。電線の近くにある木では、下に葉っぱがたくさん散らばっていて、木からプチプチ、プチプチ音がしてきます。よく見ると木にたくさんのインコが群がっていました。プチプチはおそらく、くちばしで葉なのか実なのかを噛んでいる時の音です。

葉っぱと同じグリーンなので、見つかりにくいことになっていますが、かなりたくさんの鳥がいました。20羽近くいたかもしれません。

ワカケホンセイインコ

何の鳥か調べたところ、この鳥はワカケホンセイインコのようです。元々はインド、スリランカに分布していた鳥で、日本で野生化したものは、ペットが逃げ出したものと推測されています。体長は約40cmほどあります。

川崎市内では、元住吉から少し行ったところにある夢見ヶ崎動物公園でも展示されています。

木の下にしばらくいたところ、近くの枝に来て、木の実の部分を食べ始めたので、顔をアップで撮れました。

ワカケという名前のとおり、首に黒っぽい輪があるのが特徴で、メスは輪がない個体がほとんどだそうです。動画内のワカケホンセイインコは輪がないので、メスらしいですね。

中原区内にいた経緯を追ってみた

5年以上前と記憶していますが、田園調布で同じくワカケホンセイインコの大群を見かけたことがあります。それが、多摩川を超えて中原区内にも飛んできたのかと経緯を調べてみました。

公益財団法人 日本鳥類保護連盟の公式サイトに以下のように書かれています。

日本には飼い鳥として持ち込まれたものが逃げ出したりして、1960年代に入ってから関東地方などで野生化し始めたと考えられています。
東京都では大田区の東京工業大学構内のイチョウ並木にねぐらがあり、夕方になると1,000羽を超えるワカケホンセイインコが毎日集結します(2016年現在、ねぐらが移動しています)。

さらに調べていくと、2021年11月10日にテレビのニュースで取り上げられおり、東工大から「等々力緑地」にねぐらを引っ越したことがわかりました。

2021年には中原区内に来ていたのですね。

等々力緑地は時々行きますが、私はワカケホンセイインコを見かけたことがありません。目撃情報をいくつか探したら、日がくれる頃や夜明け前に見かけたとあります。ねぐらだから夜に帰ってくるからそういうことになるのですね。私は昼間にしか行っていないので見かけていなかったのかもしれません。

ほかに多摩川台公園や多摩川での目撃情報もありました。

今回、見かけたのは江川せせらぎ遊歩道です。ワカケホンセイインコなら、等々力緑地や多摩川から飛んでくるのもたいした距離ではないのでしょう。別の日の日暮れ前に江川せせらぎ遊歩道へ行った時には数羽しか見かけず、どうやら江川せせらぎ遊歩道は、ねぐらになっているわけではなく、エサを求めて来ているようです。

街中の道路上にもワカケホンセイインコ

以前に記事を書いた野菜の無人販売所に差し掛かったところでもワカケホンセイインコの集団を見かけました。こちらは10羽はいないくらいです。

どこかから取ってきたらしく、それぞれが口に大きめの実を持って電線に飛んできました。

そのうちの1羽がうっかり実を落としてしまいました。こちらがその実です。

何度も野菜を買いに行っているところですが、インコは初めて見かけました。

ワカケホンセイインコを見かけた場所
 江川せせらぎ遊歩道
 神奈川県川崎市中原区下小田中6丁目付近 地図を見る

一般社団法人まめっつ理事・ウォーキング担当(川崎市)

「川崎中原ウォーキング」すべて歩いて行ったところをご紹介します。普段は会社員として働く傍ら、がん患者・がん経験者のための運動をエビデンスを元に推進する活動をしていて、ウォーキングなどの有酸素運動や筋トレを指導しています。続けるには手軽で楽しいこと! 楽しく出かけられる中原区内の場所や写真スポットをご紹介しますので、ぜひ「歩いて」行ってみてくださいね。

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