ヌートバーは復帰1試合目から本領発揮。四球で3度出塁する。一方、ライバルの外野手たちは…
4月15日、ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)は、「7番・センター」として、スターティング・ラインナップに名を連ねた。
約半月ぶりの出場だ。3月30日の開幕戦で、8回裏に三塁へ滑り込んだ際、ヌートバーは左手の親指を痛めた。突き指により、10日間の故障者リストに入った。ルール上は4月10日に復帰することが可能だったが、そうはならず、リハビリとして13日にAAの試合に出場した後、戻ってきた。
復帰戦の4打席は、四球、四球、四球、見逃し三振。2打席目の直後には、二盗も成功させた。ちなみに、他のカーディナルスの選手は、4人が1四球ずつ。2四球以上はヌートバーだけだ。
ヌートバーの復帰により、カーディナルスの外野手は、再び5人となった。故障者リストに入った時と同じく、ヌートバーはホアン・イェペス――DH出場3試合――と入れ替わった。
4月15日を含め、開幕15試合におけるレフトの先発出場は、10試合のアレック・バールソンが最も多い。センターは、こちらも10試合のタイラー・オニールが最多。ライトは、ルーキーのジョーダン・ウォーカーが14試合で起用されている。
ただ、3人がこの配置で揃ったのは、15試合中6試合だ。
ウォーカーは、打率.273(55打数15安打)と出塁率.310。長打は、ホームランと二塁打を2本ずつ打っている。開幕戦のメジャーデビューから12試合連続安打を記録したものの、9試合目の4月9日以降は打率.167(24打数4安打)と出塁率.200、直近の8打席は8打数0安打だ。
オニールは、打率.255(47打数12安打)と出塁率.286、2本塁打と1二塁打。バールソンは、打率.293(41打数12安打)と出塁率.341、長打は、ホームランと三塁打が各1本と二塁打4本だ。ディラン・カールソンは、打率.240(25打数6安打)と出塁率.296。長打は、二塁打が1本しかない。
多少の差はあり、あえて順位をつけるなら、バールソンが1位でカールソンは4位だろうか。とはいえ、ポジションを不動とするほど打ちまくっている選手はいない。
ヌートバーは、開幕戦の6打席で1安打と2四球を記録しているので、ここまでの10打席中、出塁は6度を数える。