【泉佐野市】知らないと通り過ぎてしまう「お土産菓子が安い店」工場直送だからできる“破格値”にビックリ
最近、旅行に行くたびに「お土産菓子」のクオリティーの高さに驚かされています。
見た目の可愛さはもちろんのこと、味が美味しいのなんのって。
ひと昔前の あの「○○へ行ってきました」と印字された味もセンスもイマイチなクッキーはどこへやら。今「お土産菓子」は、“旅行のお土産”というポジションだけに留めておくにはもったいないと思うほど、味もビジュアルも格段に進化しているように感じています。
先日、車を運転中にある“のぼり”に目がくぎ付けになりました。
「お土産菓子がお買い得」「お土産菓子の工直市場」?
駅や空港で売っている あの“お土産菓子”が安い店ってこと?
今まで出逢ったことがない店に興味が湧き、取材をさせていただくことにしました。
泉佐野市上瓦屋に店を構える「ANRI GATEAU(アンリガトー)」。(Googleマップ参照)
大通りから少し奥まったところに店舗があるため、あの“のぼり”がなければ通り過ぎてしまうところでした。
店前には「特別価格で営業中」と書かれたワゴンが。
「海鮮煎餅 海の彩り」通常価格1296円→750円(税込)
え? 安っ!
4種類の味が楽しめる海鮮煎餅がざっと見たところ30枚も入っています。
明るい店内にカラフルなお土産菓子がズラリと並んでいます。見覚えのあるお菓子や、初めて見るものなど、種類も豊富です。
「京都ほころん 抹茶小豆パイ」通常価格378円→250円(税込)
美味しそうな抹茶小豆パイが10枚入って250円! 個包装のデザインも可愛い♪
「大阪ニコラボ・チーズ」8コ入り 通常価格1080円→600円(税込)
可愛いニコちゃんマークのサンドクッキーはお土産売り場で見かけたことがあるような…。かなりお安くなっています。
「北海道チーズケーキ」20コ入り 通常価格1296円→750円(税込)
個包装されたチーズケーキが20コも入っています。ちょっとしたお礼にお配りしてもよろこばれそう。
ウシさんのパッケージが可愛い…。
「大阪焦がしシュガーバターパイ」7枚入り 通常価格648円→400円(税込)
550円(税込)からさらにお安くなっています。
サクッとした食感と和三盆のやさしい甘さがくせになる焦がしバターシュガーパイ。
3時のおやつに買い置きしておきたい。
こちらは、スタッフおススメ1位「大阪・神戸限定 焦がしバターパイミルククリームサンド(メープルシュガー使用)」5コ入り 通常価格594円→400円(税込)。
「お菓子なアイス屋さん」アイスクリーム型クッキー12コ入り 通常価格 702円→420円(税込)
とってもキュートなビジュアルのお菓子を発見! これ可愛すぎると思いませんか? 取材日もこのお菓子を手にレジへ向かう男性の姿も見受けられ、子どもや女性へのお土産としても最適。こんな可愛いお菓子が“ワンコイン以下”で買えるのはうれしい限りです。
こちらは、地域が特定されていない“お土産菓子”だそうで、お土産屋さんにはそういうお菓子も結構あるのだとか。
バースデーケーキのようにお誕生日にプレゼントしても喜ばれそうですね。
「大阪 華五撰」五種のお餅スィーツ 通常価格 1296円→750円(税込)
かなりボリューミーなお餅スィーツが750円とは格安! 大家族で分けても十分すぎるほどの量が入っています。
他にもユニークなネーミングが盛り上がること間違いなしの「チョコにおぼれてみたくて(柿の種×チョコ)」のシリーズなど、眺めているだけで思わず笑顔になる「幸せお菓子」が店内にあふれています。
「初めて会ったその日から(ピスタチオ×ホワイトチョコ)」通常価格 648円→420円(税込)
「チョコにおぼれてみたくて(柿の種×チョコ)」通常価格 486円→320円(税込)
「はじける恋がしたくて(パチパチキャンディー×チョコ)」通常価格540円→360円(税込)
なんともユニークなパッケージが目を惹くこのシリーズは、吉本興業とのコラボ品もあるそうですよ。そして、「チョコにおぼれてみたくて」は、温泉施設からのオファーを受けて、実際に「チョコ風呂」を再現したこともあるのだとか 笑。
こちらも地域が特定されていないお菓子なので、日常の“ネタ”として常備しておいても良さそうですね。
店内にあふれたキュートな「お土産菓子」の数々。どうしてこのような破格値で販売できるのか、安さの理由について「ANRI GATEAU(アンリガトー)」部長 武本 典久(たけもと のりひさ)さんに尋ねてみました。
「『ANRI GATEAU(アンリガトー)』の親会社は、ツジセイ製菓(株)という観光土産菓子の製造メーカーなんです。みなさんご周知のとおり、観光業界はコロナ禍で大打撃を受けました。インバウンドを見越して製造した『お土産菓子』も大量に在庫を抱えてしまうことになり、数カ月で収束すると見込んでいたパンデミックは予想を裏切るかたちで私たちの生活を脅かし続けました。いよいよ(製造したお土産菓子の)賞味期限も迫ってきた頃、『廃棄』という選択も脳裏をよぎる中、食品を扱う者として『廃棄』だけは絶対に避けたいと思ったんです。お安く販売したら地域のみなさんによろこんでいただけるのではないか、“ツジセイ”という会社を知っていただけるきっかけになるのでは? と思い、『お土産菓子』の在庫を破格値で販売をする決意をいたしました」。
満を持して 倉庫の一角で販売を始めた「お土産菓子」は飛ぶように売れ、2カ月で完売したと云います。帰省できない中、「大阪土産を地方に発送したい」と買いに来られる方もいたのだとか。工場の役に立ちたい、食品ロスをなくしたい、という想いもあった、と武本さんは話されます。
それから1年ほど経った頃、好評だった「お土産菓子が安い店」は、「ANRI GATEAU(アンリガトー)」となり店を構えることに。
「宣伝などは一切していないんです。町興し的な感じで 地域の方に楽しんでいただくきっかけになればうれしい。販売価格は店舗にご来店いただいた方のみの特別価格となります。発送などは行っておりません」と武本さん。
「ANRI GATEAU(アンリガトー)」という店名は、会長のお孫さんの名前と、“ありがとう”の意味が込められているのだとか。
「ありがとさん」にする案もあったというから、さすが関西…おもろいですね。
今回の取材で確認したところ、現在「ANRI GATEAU(アンリガトー)」で販売されている「お土産菓子」は、賞味期限が間近なものは少ない印象でした。
それにも関わらず破格値で販売できるのは、“工場直送でコストを抑えられるから”だそう。コロナ禍の副産物のようなお店は、地域の方々にとって “おもしろくて優しいお店” となってひっそりと営業しています。
“お土産”としてだけじゃなく、日々のティータイムに「お土産菓子」を取り入れてみてはいかがでしょうか?
「お土産菓子」フォトギャラリー
【基本情報】
店名:「ANRI GATEAU(アンリガトー)」
公式ホームページ(外部リンク)
公式インスタグラム(外部リンク)
住所:泉佐野市上瓦屋396-1
Tel:072-458-2160
営業時間:10:00~17:00(水曜 10:00~14:00)
定休日:土曜・日曜
駐車場:あり(7台)
取材・撮影協力 「ANRI GATEAU(アンリガトー)」
部長 武本 典久様
*「ANRI GATEAU(アンリガトー)」様のご協力により、撮影用商品を無償でご用意いただきました。この場をお借りして心より御礼申し上げます。
*お支払いは現金のみとなります。
*記事内容は取材当時のものです。原材料の高騰等により価格改定されることがあります。また、商品は不定期に入れ替わります(期間限定販売あり)。最新の情報は公式ホームページor公式インスタグラムでご確認をお願いいたします。