【神戸市】まちを元気にしたい! 課題を見事乗り越え、長田神社「長田まつり」の女性神輿が今年も巡行!
秋は全国的にもお祭りのシーズンです。
長田神社でも長田四大祭りの一つ「長田まつり(神幸祭)」が恒例の10月19日に開催されます。
■長田まつり(神幸祭)
開催日にち:2024年10月19日(土)
そして今年も、長田神社長田祭氏子大祭斎行後、女性神輿(みこし)が長田のまちを巡行します!
◆女性神輿巡行の当日スケジュール
西鳥居から12:30(予定)に発輿(宮出し)。
長田区大道通りにある石の鳥居「馬場先鳥居」をくぐって、
長田神社前商店街を北上し、還輿(宮入り)は17:00頃の予定です。
◆長田神社神幸祭(長田まつり)の神輿
もともと長田神社神幸祭は雨乞祭(あまごいさい)として始まったといわれ、長田神社の記録によると江戸時代の正保3(1646)年が始まりなのだとか。
その後日時や順路の変かんを経て、大正2年より斎行日が10月19日に改定され、今日に至っているとのことです。
1995年の阪神淡路大震災までは氏子会舁番地区が輪番で毎年お神輿を出しており、写真にも残っている通り、当日は大いに長田のまちが盛り上がっている様子が伺えます。
しかし、震災後は担ぎ手の不足、資金調達の困難、さらにコロナ禍自粛が続き、開催はたった5回にとどまっている次第です。
そんな状況の中、立ち上がったのは地域の女性たち!
「長田のまちをもっと元気にしたい!」
その一念で、昨年2023年に長田氏子会承認のもと、初めての女性神輿の巡行を実現させたのです。
コロナ禍で沈みこんだまちに、この日ばかりはひとときの賑わいと活気が戻ってきました。
そして、今年は長田神社の正式承認のもと、神幸祭の一環として「女性神輿」を氏子会、地域が協力して出すこととなりました。
◆立ちはだかる課題…
「長田のまちをもっと元気にしたい!」。
その思いで継続が決まった女性神輿巡行でしたが、立ちはだかる最大の課題は資金面でした。
昨年は急遽決まったこともあり、男性用の法被(はっぴ)を着用したのですが、今回はぜひとも女性神輿専用の法被や装束などをそろえたい!
とは言え、費用をどうするのか…
地域に寄付や募金の呼びかけをするも、目標には到底足らず、開催を危ぶまれる状態だったそうです。
◆不思議なご縁に感謝!
そんな中、ご縁で出会った“神仏広告代理店” の菊田信子氏が、長田神社神幸祭のために「【創建1800年 長田神社】女性神輿で祭の本勝復活への勢いづけを」の名前でクラウドファンディングを立ち上げて下さることに。
その結果、全国から長田神社をご支援いただき、目標としていた金額を達成することができたのです!
まるで物語みたいなことの顛末、不思議な力が働いているとしか思えません!(2024年10月15日で上記クラウドファンディングは終了しています。)
さて、期日にも何とか間に合い、男性用と同じデザインで赤系の女性用法被が仕上がってきました。
当日は真新しい法被を着た約60人もの担ぎ手の女性が長田のまちを練り歩きます。100キロ以上あるお神輿を20人一組で担ぎ、3班にわかれて巡行するのだそうです。
お神輿とは字のごとく、本殿を出てまちのなかを観て回るために神様がお乗りになる乗り物。神様もきっとお喜びに、心待ちにしてくださっているのではないでしょうか。
「お宮が元気になれば、まちが元気になる。まちが元気になれば、お宮が元気になる」
今回のインタビュー中、大惠氏が何度となく語られていたこの台詞がとても心に残りました。
長田神社の神様に守れ、共に歩んできた、長田のまちがもっと元気になりますように…そんな願いを背負って、女性神輿がにぎやかに、そして華やかに巡行します。
来る10月19日は長田神社の神様「事代主神(ことしろぬしのかみ)こと、えびすさま」にご挨拶しに、そして女性神輿の勇姿を観に、「長田まつり(神幸祭)」にお出かけになってみてはいかがでしょうか。
◆もう一つのお楽しみ
また、同日に長田神社商店街では「第21回おやつはべつばら」も開催されます。
今回は長田神社の「女性神輿」を記念して、小学生以下限定で長田神社のおみこしに関するクイズラリーも♪
7つのポイントを好きな順でまわって、クイズを解き、全問正解したらお菓子がもらえるようですよ!
その他にも各店でポッキリセールが開催とのこと。
どうぞ、こちらもお見逃しなく!
■長田神社
住所:神戸市長田区長田町3-1-1
アクセス:高速長田駅・地下鉄山手線長田駅から北へ徒歩約7分
★長田神社公式ホームページ