【ベアリングをたった一秒で圧入する方法】に必要な道具は台所にあった!!
≪甦れ!青春バイクDT50⑤≫ ヤマハ DT50(初期型)レストア計画
エンジンの「フルオーバーホール」に挑戦してます。今回はベアリング交換!叩くの禁止、加熱して冷却して「スコン」を目指すとか・・・ クランクケースのベアリングはもはや儀式?
果たしてガサツな自分にできるかどうか分かりませんが挑んでみました!!
(YouTubeへのリンクです→) 【DT50エンジン 組み立て編①】クランクケース ベアリングの圧入はもはや儀式です! 冷凍庫とホットプレートで挑みます~
エンジンオーバーホールの鬼門 クランクベアリングの圧入! 「叩いちゃいけない」なら、どうすりゃいいのさ?
DT50初期型をレストアしています。
エンジンのフルオーバーホールに挑戦していて、クランクケースを洗浄して真っ白にしたのが前回までのあらすじ
今回からエンジンを組み上げていく訳ですが、最初の難関となるのがクランクベアリングの圧入!!
いやね、これまでベアリング交換なんて何回もやってきているし、特に難しいことはないだろうとタカをくくっていた訳ですが… ネットでちょっと調べてみたらどうやらそんな簡単な話ではないらしい
過酷な環境ゆえの求められる高精度、ゆえに交換の難易度が上がるというワケ
クランクの両端部に位置するベアリングは、世の中にあるベアリングの中でも最上位クラスの過酷な環境にあります
なんたって1分間に1万回転とか2万回転とか回転させられるわけで、ほんのちょっとでも、ブレや歪みがあったらもう大変
エンジン損傷だけならともかく、場合によっては事故を引き起こす可能性もあるので、そりゃ精度が要求されますよね
そんなわけで、ネット情報によればこのベアリングの組み込みに叩き込みなんて厳禁なんだそうな
だけど、かといってプレス機を用意しろとか素人が手を出しちゃダメとかそういうことは一切書いてないのが面白いところ
それでは、どうするかというと…
①クランクケースは炙って加熱
熱膨張で広げる
②ベアリングは冷凍庫で冷却して
収縮させて小さくする
③そんでもって、穴を広げてベアリングを縮めたら叩くこともなく、手を離すだけでスコーンと落ちるようにハマってしまう
というもの
まじっすか・・・ (๑ㅁ๑)
作業の話だけ聞いていると精密な作業をしてるんだが、荒っぽい作業してんだか全く分かりませんが〣( º-º )〣
でも、数多くの先輩たちが通ってきて、道なので私も従いたいと思う訳です
とは言っても、単純に加熱すると言っても、果たして何度まで上げたら良いものか?
もう一つ気になるのは、いくら熱膨張を利用するとは言っても全く同じ寸法に寸分たがわず元に戻る保証なんてあると言えるのでしょうか?
ましてエンジンのクランクケースなんて複雑な形状をしているわけで、全部が全部同じように膨張するとは到底思えない…
そんなわけで、部分的に加熱するなんて恐ろしいことは私にはできませんでした。
というわけで、実行編、果たしてうまくいくかどうかはエンジンをかけてみないとわからない
まずベアリングはそのまま冷凍庫に入れて冷却します
そして、クランクケースの加熱に使うのは使うのはホットプレート!!
完全とは言わないまでも、ゆっくりじんわりと、全体的に加熱することが可能ですし、なんせ温度管理が簡単(*˘︶˘人)
また、温度についても、実際に運転している時のエンジンの温度を考慮して、まぁ高くても百度くらいかなと思って設定しました
百度まで温度上昇して歪んだエンジンなんて聞いたことないですからね〜
まあ、そんなこんなで加熱したクランクケースと冷やしたベアリング、本当に手を離しただけでスコーンとハマることができるのかどうか、
これは動画の方でチェックしていただきたい。かなり面白い瞬間が見れます!!!
少しでも参考になれば幸いです!!(*´ω`)
今回もご視聴ありがとうございました〜
(YouTubeへのリンクです→) 【DT50エンジン 組み立て編①】クランクケース ベアリングの圧入はもはや儀式です! 冷凍庫とホットプレートで挑みます~