小池都知事支持率69.7% 3月から20ポイント上昇 コロナ対応評価=JX通信社 東京都内世論調査
新型コロナウイルスの感染拡大で発出された「緊急事態宣言」が解除され、来月には東京都知事選挙が迫っている。これを受けて、JX通信社ではこの週末、東京都内の18歳以上の有権者を対象とした電話世論調査を行い、小池都政への評価や小池知事のコロナをめぐる対応への評価などを探った。調査の概要や実施方法は、本稿末尾の記載の通りだ。
小池百合子知事の支持率は69.7% 3月から20ポイント上昇
小池百合子東京都知事を支持するかどうかを聞いたところ「強く支持する」「どちらかと言えば支持する」とした人は合わせて69.7%だった。対して「どちらかと言えば支持しない」「全く支持しない」とした人は20.8%だった。「どちらとも言えない、わからない」とした人は9.5%だった。前回調査した今年3月の結果と比べると、支持率は約20ポイントもの大幅上昇となっている。
支持率上昇の要因となったのは、小池知事の新型コロナウイルス感染拡大への対応への評価とみられる。今回の調査で、新型コロナをめぐる小池知事の対応への評価を聞いたところ、「高く評価する」「どちらかと言えば評価する」と答えた人は合わせて76.6%に達した一方で、「どちらかと言えば評価しない」「全く評価しない」とした人は17.3%にとどまっている。
小池知事は、これまでにも他社の全国調査で「新型コロナへの対応を評価している政治家」として吉村洋文大阪府知事に次ぐ高評価を得ていたが、今回、東京都民も知事の対応を高く評価していることが明らかになった。
来月には東京都知事選のほか、4選挙区で都議会議員の補欠選挙も行われるだけに、このタイミングでの小池知事の支持率上昇は注目に値する。JX通信社では、2016年の前回都知事選以来、東京都内での電話世論調査を繰り返し行っているが、小池知事の支持率は比較可能な同じ方式で調査している2017年9月以降では最高となった。
調査の概要:5月30日(土曜日)と31日(日曜日)の2日間、無作為に発生させた電話番号に架電するRDD方式で、東京都内の18歳以上の有権者を対象に調査した。有効回答は1007件だった。