【浜松】コロナ禍の浜松まつり、実際どうだったのか?さっそく凧場にいってみた
今年はコロナ禍ということもあり、通常の浜松まつりとは違った形で開催されました。とはいえ、3年ぶりに有観客で「凧揚げ」が行われ、多くの人が凧場に足を運んだことかとおもいます。では現地では実際どのような感染対策が行われていたのか、さっそく現場に向かい状況を確認してきました。
3万人の入場規制が行われていた
さて、中田島の凧揚げ会場にはシャトルバスが走っており、一般の方はそのバスを利用する。祭り関係者は直接行ったり、例年通りであれば自治体でマイクロバスを出してもらったりします。
そんな中、会場の入口では物々しい検問が行われておりました。3万人の入場規制が行われ、観光客一人一人感染チエックをしているようです。
こちら入場口の検問所。
体温チェックや手指消毒、また「はままつLINEコロナ身守りシステム」での来場登録など、感染対策はバッチリのようです。
ただし、法被を着ている方は、チェックなしで通過できるなど、そのへんの管理体制に色々と課題はありそうです。
ということで3年ぶりの凧揚げ会場に入場、ラッパの音とともに上がる凧を見ると、浜松の血が騒ぐのか、テンションはやはりMAXに上がっていきます。
広大な広場に、上がる凧、そして各町内のラッパの音色。まさに浜松まつり。参加町は169町(※1)ということで、コロナ前までの状態にかなり回復。
ただし「喧嘩凧」など、他の町との接触はさけ、練りも禁止。かなり、まったりと凧が上がっておりました。
※1:2018年は174町参加(2018年)
たまに見る、こうしたのんびりとした凧揚げも風情があってよいのかもしれませんね。ただし、相変わらず落下してくる凧もあるので、頭上には注意です。
さて本題に戻り、現地では検問所以外で様々な感染対策ルールがあります。
・マスクの着用
・こまめな手洗い、消毒
・ソーシャルディスタンスの確保
・大声での声援、会話は禁止、マスクを外しての会話は禁止
・会場内飲食スペース以外での飲食は禁止
・アルコール飲料の持込み、並びに酒気帯びでの入場は禁止
・喫煙エリア以外での喫煙禁止
・イベント後はなるべく、直行、直帰
とくに、飲食スペース以外での飲食が出来ないという点では、かなり不便な面もありますが、これも有観客で開催できるという、ある意味「トレードオフ」。しっかりと守りたい。
祭りで有名な人もしっかり感染対策
そんな中、お祭りがなくなって寂しい思いをしていた、この方も来場しておりました。
3年ぶりに会う「祭大王」様です。会うと幸せになれるとか、なれないとか……。感染対策もバッチリで、マスクや直虎ちゃん風衣装で、飛沫感染の防止をしている?ようでした。
また「しゃべらない」という点でも、コロナへの配慮なのか、キャラクターなのか、バッチリでした。とはいえ「祭大王」のプラカードで、アピールはバッチリ!
ということで3年ぶりの凧揚げ会場。久々の浜松まつりの音色と凧に、胸がときめいてきたわけです。
肝心の感染対策は、入場規制など運営側の対策もバッチリだったが、どちらかといえば来場者が、既に「コロナ禍」の対応が十分身についており、それが当たり前の生活になっている。
「検温」「マスク」「手指消毒」「ソーシャルディスタンス」……3年前同じ対策をやれと言われれば、かなり苦痛だったのかもしれない。しかし、今この時代であれば、ある意味「あたりまえ」のルールなのかもしれません。
そして夜は「練り禁止」「ラッパ禁止」と、いつもと異なる浜松まつりの風景。
実はコロナ禍以前から、ちょくちょくと問題視されていた浜松まつりのルールとモラル。
そういった意味でも「浜松まつり」は、これを機に新たな局面に突入したような気もします。
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