【ライダーの熱中症対策】過去二度バイクで熱中症で事故りかけたので万全の対策を教えます
梅雨だと思っていたら6月とは思えない気温になるなど、今年も酷暑になりそうな予感があります。
連日のように熱中症で運ばれた人数が報道されていますが、バイクは熱中症になりやすい乗り物です。
理由としては、
- グローブとヘルメットを着けているので気軽に水分の補給ができない
- 道路上は歩道と比べて日影が少ない
- アスファルトが日光で熱をもって60度ぐらいまで上がる
- 渋滞に巻き込まれると周りの車の放熱によって気温が更に上がる
などが挙げられます。
筆者も2度熱中症になってしまったことがあるのですが、どちらもバイク乗車中でした。バイクに乗っている時ほど熱中症に気を付ける必要があります。
早速対策をお知らせしたいところなのですが、まず筆者が熱中症になった後に悩まされた後遺症に関してお話ししたいと思います。
熱中症の後遺症に関して
熱中症も辛いですが、後遺症の方がつらかったです。後遺症は人によって異なりますが、筆者の場合はめまいの症状が一番残りました。
困ったのは脳のCTや心臓の検査をしても異常なし、耳鼻科でめまいの治療をしても全く改善されたなかったこと。
結局妻が買ってきてくれためまい体操の本と定期的なランニングを続けることで体調は戻りましたが、熱中症の後遺症改善のために使ったお金や時間はかなりものです。
筆者のように熱中症の後遺症でお金や時間を無駄にしないように、ぜひしっかり対策してください。
ライダーの熱中症対策
1:前の晩は酒を飲み過ぎない
筆者は今年41歳。趣味でバイクに乗っている年齢層ど真ん中です。
仕事もがむしゃらにやるだけでなく、部下の管理や上司のご機嫌伺などストレスがたまることが多いはず。
晩酌がストレス解消になっている方も多いのではないでしょうか?実際に筆者もそうだったのですが、アルコールは利尿効果が高いので脱水しやすくなります。
筆者のようにバイク通勤の場合は休みの前日を飲酒デー、それ以外の日はアルコールを抜くか控えめにするようにしましょう。
2:朝ごはんは食べる
熱中症で病院に行って医師の診断を受けている際に、聞かれたのが「朝ごはんは食べたか?」でした。
睡眠中500ml~600mlぐらいは水分を失っているので、朝ごはんを食べる事で塩分と水分を摂取することが大事です。
体質などで朝ごはんを食べるのが難しい人は、お味噌汁だけ、それも難しい人は常温のスポーツドリンクを少しずつ摂取するなどするとよいでしょう。
ちなみに、筆者の定番はインスタントのお味噌汁にお米を入れて少し煮込んだおじやです。万年ダイエッターなので水分で膨らんだ米は満足度も高くお勧めです。
3:水分補給はスポドリで
水だけを摂取し続けると血中の塩分濃度が下がり、濃度を戻すために尿として水分が輩出されます。
そのため水分補給時は塩分を含んだものを飲んだ方が効果的。更に適量の糖分が含まれていると腸での接種がスムーズになるのだとか。
そうなると経口補水液やアクエリアス、ポカリスエットなどのスポーツドリンクが最適です。
ちなみに筆者自宅近くの自動販売機は夏場になるとスポーツドリンクが品切れしやすくなります。そのため常にスーパーなどでスポーツドリンクの粉を買っています。
必要な時に必要なだけ作ることが出来るので便利です。登山用の保冷効果のある水筒と一緒に使うと更に効果的。
4:ツーリング時一回目の休憩は早めに
熱中症の後遺症は克服しましたが、暑い時期にバイクに乗ると、走り出してからしばらくは信号待ちの度に多少ふらふらすることがあります。
身体が熱さに慣れるまで少しかかりますので、あまり無理せず一度目の休憩は早めにとってください。
僕の場合は高速道路に乗る前か一番初めのパーキングで水分補給を兼ねて5分程度休憩することが多いです。
5:水分補給はこまめに
糖は水分の吸収に良い働きがありますが、大量に摂取すると害になります。
真夏のツーリングは一度に走行する距離や時間を短くしてこまめに水分補給をすることが大事です。
涼しい山間部や気温の低い場所を走行する際には汗の量も減ると思いますが、渋滞中の高速道路や気温の高い地域を走行する際には最低でも1時間に一回程度休憩すると良いでしょう。
それが難しい場合には走行中にも水分を摂取しやすいハイドレーションを導入すると良いでしょう。
6:服装に気を付ける
汗をかいて服との間が蒸れると呼び水になって更に汗が噴き出してきます。
そのため汗を速やかに吸い取り発散する吸湿速乾系のインナーがお勧め。ワークマンなどの作業着屋かモンベルなどのアウトドア用品店で販売されています。
基本的には半そでよりも、長袖がお勧め。夏に長袖は暑いじゃないかと思うかもしれませんが、道路上には日影が少ないのでUVカット機能付きの長袖なら火傷を防ぐこともできます。
また吸湿速乾生地の長袖なら長袖でも熱く感じることはありません。
7:泊りがけのツーリングなら二日目も要注意!
長期休みなどの泊りがけツーリングを楽しみにしている方も多いはず。ホテルなどの美味しい食事や酒は最高の癒しです。
ですが、深酒は水分不足を引き起こします。翌日もバイクに乗る予定があるなら酒は適量に。
また暑い中で長時間走行すると、気が付かないうちに体もダメージを受けています。早めに休むことを意識しましょう。
熱中症を防いで楽しいバイクライフを
6/29、30日にそれぞれ別の場所にツーリングに出かけて撮影に行きました。
どちらの日も都内は40度を超える猛暑になる可能性があると言われている日だったので、今回の記事の7つを意識しました。
ツーリング先では地ビールを買ってくることが多いので、帰宅後のビールの誘惑は半端じゃなかったですが、翌日もバイクで炎天下出かける事を考えて自重しました。
結果、二日間とも快適にツーリングに行ってくることが出来ました。
僕にとってはアルコールの誘惑に勝つのが一番大変なのですが、自分の体としっかり相談して熱中症対策してみてください。