【京都市中京区】鹿肉カレーや新鮮オーガニック野菜、ヴィ―ガンクッキー 環境フレンドリーなもの大集合!
京都市役所前で2023年12月9日に開かれたフェスタに鹿カレーなどのジビエ料理や京都地場の野菜、加工品や工芸品など地産地消と環境に優しいものが大集合しました。
西山山麓の大原野からは、有機農法の普及のために生産技術を開発し、それを普及させる活動に取り組んでいる「オーガニックnico」の化学合成農薬や化学肥料を使用せず、土と生態系つくりを基本とした有機自然農法栽培のこだわり野菜が販売されていました。土と葉っぱが付いたままのいきいきとしたニンジンや大根が目を引きます。
また、「株式会社しんやさい」は、伏見区向島・淀、久世郡久御山町の巨椋池干拓地周辺で、九条ねぎ・聖護院大根・金時人参等の京野菜を中心に多品目の野菜を栽培し、フードロス削減などにもとりくんでいます。規格外野菜を使ったみぞれ鍋つゆや金時ニンジンスムージーなどの加工品もありました。
麩屋町二条のovgoBakerは、ライフスタイルに「ヴィーガンをおいしく気軽に取り入れてほしい」というコンセプトのもと、卵もバターも使用せず、全て植物性でつくるヴィーガン仕様のやさしいアメリカン・クッキーを作っている専門店です。ココナッツチャイオートミールやガーリックペッパースコッキーなど30近いラインナップがあります。
山科のうつみ農園は、「おいしくて安全で、毎日手が届く価格の野菜」をモットーに少量多品種で年間60品目の野菜を手掛けています。この日はキッチンカーで出店。野菜を食べるトマトカレーやチーズ入りライスコロッケなど、すべて、うつみ農園の獲れたて野菜を使用しています。
みやこジビエファクトリーで、京都京北のジビエを広めるために奮闘中の猟師さん、今井秀和さんは、自ら狩猟した鹿肉を使って、キーマカレーを提供。初めて鹿肉を食べる人もいて、「さっぱりしていて美味しい」と大人気でした。
亀岡の野山で育った二ホンミツバチが集めた希少な蜂蜜を販売していたのは、HATISUKEの岡野春奈さん。薬剤を使用せずにミツバチを飼育し、年に1度だけ採取するのだそう。その蜜蠟を使った色付きリップのワークショップが行われていました。
笑顔、時間や様々な繋がりをPartage(共有)したとの思いから京都橘大学の学生たちが校内で運営しているカフェ「Partage」のブースでは、タイ産とメキシコ産豆のオリジナルブレンドやエチオピア産浅煎り豆を使ったこだわりの珈琲が盛況でした。
ステージでは、京都府住みます芸人のきゃろっときゃべつさんのトークショーやpopcorn&GLISTERによるダンスパフォーマンス、御所南小学校4年生による地元商店街の魅力紹介などのさまざまな企画が行われました。
イベントを主催した京都シン・オープンマーケット実行委員会(代表・京都大学大学院地球環境学舎環境マーケティング論研究室)の高島恭一郎さんによると、この取り組みは、「御池通に土、日に人を呼び込み、環境に優しい視点で街の活性化と農村の活性化を繋ごう」と始められたといいます。
今後も続けて行かれるということなので、開催の際には、ぜひお立ち寄りください。
京都市役所前広場(外部リンク) 京都市中京区上本能寺前町