Nintendo Switch後継機、発売は2024年末から2025年初頭に変更?複数メディアが報道
Nintendo Switch後継モデル、通称「スイッチ2」は今年3月に発表、年末商戦期に発売との予想が有力になっていることは、先日もお伝えしました。
しかし、ここに来て急きょ、任天堂がスイッチ2を2025年の第1四半期に発売することを関係者に連絡したと複数の有力メディアが報じています。
任天堂がサードパーティに“発売延期”を説明か
ことの発端は、ブラジルのジャーナリストPedro Henrique Lutti Lippe氏が複数の情報源を引用しつつ、任天堂が最近ゲームパブリッシャーに対してスイッチ2の発売時期を説明したと報告したYouTubeビデオ。同社は、ゲーム機本体と同時発売するゲームにも取り組んでいると述べていました。
その後、信頼性の高いゲームメディアのVGCとEurogamerが、それぞれ独自の情報源から裏付けを取りました。
VGCによれば、最近サードパーティのゲーム会社が、任天堂から次世代機発売が2024年後半から翌年初頭に延期になったと説明されたとのこと。この延期は、任天堂がより強力なファーストパーティ(自社ブランド)ソフトを用意するためだという証言も伝えています。
またEurogamerも、もともと2024年後半に発売される予定だったスイッチ2が、2025年第1四半期に発売されることになったと確認。こちらも任天堂がスイッチ2の同時発売タイトルをできる限り多く揃えるため、発売時期を来年初頭に変更したと述べています。
任天堂の古川俊太郎社長は今月初め、来期(2024年4月~2025年3月)は「(現行の)スイッチを主軸にビジネスを続けていく」と語っていました。また次世代機の見通しを聞かれると「常に新しいハードやソフトの研究は行っている」とのみ答え、具体的なコメントは無し。
要は、次世代機について肯定も否定もしておらず、「主軸」となる現行スイッチ以外があり得ないとも言っていません。
ファーストパーティタイトルはスイッチ2に全力集中?
今のところ任天堂が現行スイッチ向けに2024年内に発売予定のゲームは『プリンセスピーチ Showtime!』『ルイージマンション2 HD』、そして『ペーパーマリオRPG』のみ。『メトロイドプライム4』も予告しているものの、発売日は未定です。
つまり、先日の噂話にあった「今年初のNintendo Direct(まだ告知なし)ではサードパーティ製タイトルのみ紹介、6月のダイレクトではスイッチ2のゲームを全力推し」という可能性はまだ残っているようです。今の時点では、社内の開発リソースをスイッチ2に注ぎ込んでいるとも推測されます。
今回の噂話が正しいとすれば、スイッチ2の発売が「2024年末」から「2025年初頭」に数ヶ月延びた、ということになります。
一般的に、新型ゲーム機の発表から発売までしばらく間が空くことは恒例です。PS5も正式名称を2019年秋に発表、2020年11月に発売でした。
そして現行スイッチは2015年3月に開発コード名「NX」として発表され、実際の発売が2017年3月。スイッチ2が6月に発表/2025年初頭に発売というスケジュールであれば、十分に早いと言えるでしょう。
スイッチ2は「まず8インチ液晶モデル発売、後に有機ELモデルを投入」の可能性もあると言われています。ともあれ、あと数ヶ月以内には、任天堂から何らかの公式な動きがあるかもしれません。