【ランニングシューズ】タイヤのような構造が脚の回転を生む!
|ロッカー機能のシューズが続々
ここ数年多く見られるようになった、ソールが前後反りあがるタイヤのようなロッカー機能を持たせたシューズ、身体を前に倒すだけで進む。特に「足首で変わる」で紹介した足首の使い方が重要です。これで脚を巻き込むような走りが生まれやすくなります。
|ピッチが大事!
回転が効くので、「ピッチ」も上がりやすくなります。ただ上がり過ぎて一定のペースを保てなければ意味がありません。リズムも意識して走りましょう。個人的には175歩/分を切るペースでも、身体が暖まれば(ウォーミングアップをしたのち)、180歩/分をキープしやすくなります。
|登り坂を活用しよう
ここでポイントになるのが走るコース。平地を走り続けると疲れによって足首が伸びたり、すり足になったりすることがあります。そこで大事なのがコースに「登り坂」を取り入れることです。その際、足首を背屈(足首90度)のまま、前足部で軽く押すよう(叩くように)に登ると脚が巻き込みやすくなります。出来れば急角度の坂を登ると感覚が掴みやすいです。ただ心拍数が上がり過ぎるので、体調に考慮し行いましょう。
|ハムストリングも鍛えられる
ロッカー機能でピッチを維持できるようになると同時に、坂道トレーニングでハムストリングと大腰筋を活用した走りが出来れば、同時に筋肉も鍛えられ、回転力と同時ストライドも伸びつつ維持できます。一方で姿勢のキープが重要なので日ごろから意識して走り続けましょう。
Written by マラソン完走請負人/牧野仁です
有限会社スポーツネットワークサービス代表取締役。初心者向け走り方教室「Japanマラソンクラブ」を立ち上げ、様々な方々に走るまでの準備やケガを防ぐ走しり方などを指導。走ることを軸に、旅行(旅RUNの名付け親)や食、健康、美など提供しています。ジョギングインストラクター資格認定講座も開催。
著書;楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)。フルマラソンスタートBOOK(エイ出版)。目からウロコのフルマラソン完走新常識(実業之日本社)など多数。
テレビ;「ラン×スマ(NHK BS)」「ソレダメ(テレビ東京)」など出演。
「相棒」「警視庁・捜査一課長」などランニング監修。
雑誌;Tarzan(マガジンハウス)ランニングスタイル(エイ出版)MONOQLO(晋遊舎)など、監修
YouTubeチャンネル:ビギナーランニングマガジン / 完走請負人牧野