京都市東山区にある末寺約3000を持つ「真言宗智山派」の総本山寺院である『智積院』。山号は五百佛山（いおぶさん）、寺号は根来寺（ねごろじ）と言います。

ご本尊は金剛界大日如来。南北朝のころ創建された紀州根来山の学頭寺院が起こりで仏教研学の道場として知られています。

しばらく工事が続いてましたが、今年のお正月にお参りに行くととっても綺麗に整備されてました♪

長谷川等伯一派による国宝「桜図」と「楓図」をはじめとして「松に秋草図」、「松に立葵図」など極彩色の障壁画が有名な『智積院』さんへは、なんども参拝していますが、綺麗に整備されてからは初めてのお参りです♪

ご本堂に掲げられた五色の幕が風に揺れて、まるで歓迎してくれているかのように舞っているのが美しく心がほころびました。

宝永二年 (1705年) の建立ですが、明治十五年 (1882) 焼失。その後、宗祖弘法大師生誕千二百年記念事業として昭和五十年(1975年) に再建されました。

また、名勝庭園は狭い敷地を広く見せる遠近法を取り入れた1674年に完成したと伝わる「利休好みの庭」は、拝観料500円で拝観が可能。名作庭家である小堀遠州作の池泉観賞式名庭です！

仏足石もありました！

「明王殿」では、須弥壇中央に本尊不動明王、脇持に矜羯羅童子、制多迦童子が祀られています。

「大師堂」では宗祖「弘法大師空海」をお祀りしています。

寛政元年 (1789年）建立された「大師堂」。

参道には、お大師さま（空海）の修行姿の像がありました！

その向かいには、稚児大師の像があります。

今年は、弘法大師空海さんの生誕１２５０年記念の年です。お大師さんの思いを学びに行きつつ、小堀遠州作庭のお庭や長谷川等伯一派の作品を鑑賞しに行けるのは嬉しいですね♪