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不器用でもできた!こねずにオイルで作る「簡単シュトーレン」今ならクリスマスに間に合う!

越野美樹調理師・やさい料理家

調理師の越野美樹です。

もうすぐクリスマス。
市販のシュトーレンは、思わず手が引っ込む値段ですよね……。
バターも高騰し、シュトーレンを手作りする時間がない……。

フルタイムで働き、不器用な私でも作れた! 
生地にオイルを入れて作る簡単シュトーレンをご紹介します。

シュトーレンとは?

シュトーレンは、おくるみに包まれた幼子イエスをイメージした、意味のドイツ発祥のパン菓子。
ドイツ語で「坑道」という意味で、トンネル型の形状から名づけられました。

アドヴェントと呼ばれるクリスマスまでの4週間、キリストの降誕を待つ時期に、少しずつ切っていただきます。

一般的なシュトーレンは、たっぷりのラム酒や砂糖、30%以上のバターを使っているため日持ちしますが、今回ご紹介するレシピは、バターを使わず甘さも控えめ。
クリスマスまであともう少し早めに食べてほしい、簡単シュトーレンです。
食べきれない分は冷凍できます。

「簡単シュトーレン」のレシピ

本格的なシュトーレンはフィリングの漬け込みを数ヶ月前から準備したり、本ごねと中種を用意したりと、かなりの手間がかかります。

今回は、ボウル一つ!混ぜるだけで作れるシュトーレンをご紹介します。

【材料】作りやすい分量

(フィリング)
お好みのドライフルーツ 60g(大きいものは刻む)

お好みのナッツ 20g(刻む)

お好みのスパイス(シナモン・カルダモン・ナツメグ・クローブなど) 2g

ラム酒 大さじ1

(生地)

強力粉 180g

塩 1g

砂糖 20g

アーモンドプードル 30g

豆乳or牛乳 80ml

ドライイースト 3g

油(菜種油・米油・オリーブオイルなど) 30g

(仕上げ)

溶かしバター

砂糖

粉糖

【作り方】

1.ボウルに(フィリング)の材料を入れてよく混ぜる。

熱湯消毒した瓶に入れて多めに作っておくと便利
熱湯消毒した瓶に入れて多めに作っておくと便利

2.別のボウルに(生地)の材料を入れてゴムべらで混ぜる。

3.生地がまとまったら何度か折りたたむようにしてから丸め、30分ほどおく。

4.1を混ぜ込み俵形にして、暖かいところで1時間ほど発酵させる。

5.クッキングシートの上に置いて綿棒で縦長に伸ばし、上下を折りたたむ。

6.半分に折って重ね、継ぎ目を綿棒でおさえる。

7.暖かいところで30分ほど発酵させる。

8.170度に予熱したオーブンで30分焼く。

9.熱いうちに溶かしバターをぬり、砂糖をふる。

10.しっかり冷めたら、粉糖をふる。

【ポイント】

 普通のパンのように一次発酵でたくさん膨らまなくても大丈夫!

・工程2で豆乳or牛乳は30度くらいに温めると発酵が早く進みます。

・工程2でドライイーストと塩は離れた場所に置くと発酵しやすくなります。

・工程4でドライフルーツやナッツが表面に出ないようにすると焦げにくくなります。

・工程7の発酵時間が終わる前にオーブンを予熱しておきます。

・8で溶かしバターの代わりに油を使ってもOK。

クッキングシートとリボンで簡単にラッピング
クッキングシートとリボンで簡単にラッピング

年の瀬ですが、クリスマスを楽しみに待つ気持ちを高めるために、混ぜて焼くだけで作れる手作りシュトーレンを作ってみませんか?

執筆・レシピ 越野美樹

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調理師・やさい料理家

惣菜店を約20年経営した調理師で、食品衛生にも詳しい。現在は講談社コクリコなど複数社で食関係のコラムやレシピ記事を執筆している。これまで生み出したレシピは800を超える。旬野菜のおいしさを生かした大量消費レシピが得意。お弁当歴14年。編集プロダクション・出版社で編集経験あり。中山間地の田舎で、SDGsな暮らしを実践。ゆる無添加・オーガニック。 執筆等のご依頼はInstagramのDMまでお願いします。

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