【京都市中京区】ママさんや幼児と一緒に絵本ライブに参加してみたらめっちゃ楽しいやん! やってるの誰?
「てぶくろくんが来てくれた。ぼくはてぶくろくんとかくれんぼをしたり、なわとびをしたり、歌を歌って踊ったよ。わーい。また遊ぼうね、てぶくろくん。」と大きな黄色いてぶくろをして優しく語りかけます。指うさぎのパフォーマンスも飛び出すと子どもたちも大喜びです。
2021年12月18日に中京区の立誠図書館(外部リンク)で行われた絵本ライブで読み語りをしていたのは、「中京区小学校図書館ボランティアネットワーク」の人たちです。ネットワークが立ち上がったのは2016年のこと。子どもと本の間に立つ人を応援するため、図書ボラン ティアの横のつながりづくりをしています。
代表の柴田歩さんは2007年夫の転勤を機に、小学生と幼児の3人の子どもたちとともに京都に移住してきました。子どもが通う学校の図書ボランティアを始めますが、続けたいと思っても、自身の子どもが卒業してしまうとその学校では図書ボランティアができないこと、同じような思いをした人たちがいることを知ります。
柴田さんは「学校のPTAではしがらみもあってあまり目立ちたくないと思っているお母さん方もいました。でも地域の子どもたちにやったら、ボランティア活動を続けたいというお母さん方がいたんです」と話します。
2013年からは、中京区役所発行のまちづくり特化フリーペーパーの制作に区民ボランティアとして参加します。まちを個人レベルで良くしようと思い行動するたくさんの人と出会い、自分もできることをとネットワークを立ち上げ。絵本をまんなかに人と人がつながれるまちづくりを目指して活動をしています。
「かしこまっておとなしく聞かなくても、うろうろしても大丈夫。ママさんも子どもさんもリラックスしてもらえる空間で絵本ライブをおこなってます」とのこと。面展台と呼ばれる移動本棚も簡単に持ち運びできるようにダンボールを使って手作りで仕上げ、会に27台用意しています。京都市図書館から本をたくさん借りて並べますが、セレクトの基本は実は「映えること」だとか。「ママさんたち写メを撮りはりますし、まずは手に取ってもらえないと」と言います。
柴田さんは、新たな構想も秘めているようで、「地域住民同士の交流と日々の暮らしを応援するために何ができるのか、これからも模索し続けたい」と笑顔で語ってくださいました。
「中京区小学校図書館ボランティアネットワーク」(外部リンク) 京都市中京区下古城町386 090ー5373ー0086