再び”台風のたまごのたまご”低圧部が発生
再び”台風のたまごのたまご”が発生
先月の終わり、フィリピンの東で発生した”台風のたまごのたまご”の低圧部は3日(日)フィリピン付近に達したあと、天気図上からは姿を消し、消滅しました。
しかしタイトル画像の赤丸内の雲域がややまとまりを見せており、きょう6日午前9時、天気図上で再びLマークの低圧部という解析になりました。
つまり”台風のたまごのたまご”が再び発生したことになります。
ではこの”台風のたまごのたまご”は台風1号へ発達する可能性はあるのでしょうか?気象庁がきょう夕方に発表したあさって8日(金)までの予想天気図によると、少なくともあさってまではあまり発達することなく、中心付近の気圧は1010hPaのまま、ゆっくりと北西方向へ進む予想となっています。
来週にかけてフィリピンの東を北上する計算も?
気象庁を含め、きょう解析されている低圧部の今後の計算結果(数値予報)を示したものは種々ありますが、特に顕著に発達をみているようなモデルは、今のところ、ほとんどないように見受けられます。
ただ、ごく少数派ではありますが、中には上図のように低圧部付近で雲域がまとまり、中心付近が特定できる熱帯低気圧のような形で、来週にかけて、フィリピンの東を北上させる計算もあります。
今後、台風へ発達する可能性は小さく、先日と同じように再び消滅する可能性もありますが、今後の動向に一応注目したいと思います。