【富田林市】10日に反対側も高架に!高架複線化で廃止になる踏切について、直前の雄姿を見てきました。
近鉄長野線の近鉄喜志駅と富田林駅の間に高架ができて、河内長野からあべの橋方向に向かう電車は昨年からその高架を走るようになりました。かつて旭ヶ岡駅が存在したあたりですね。
先日こちらのYahooニュースでも取り上げられましたが、ついに6月10日、もうひとつの線路、あべの橋側から河内長野方面に向かう側も高架線を走ることになります。
そして切替工事が行われる場所の近隣の方向けに、不要になる踏切の撤去作業の案内が配られていました。作業内容は踏切付近における明示ライン・点字ブロック・標識の撤去です。
私はこの案内で最初に情報を知ったのですが、そうなるとやはり踏切があった時の様子をしっかりと残しておこうと思い、撤去される前、廃止直前の踏切の雄姿を撮影することにしました。
近鉄喜志駅です。駅から富田林駅方面を見ると、右側のほうはそのまま高架線とつながっているのに対して、手前の左側のほうは駅を出ると大きく左にカーブを描いていて、高架線の線路とはつながっていません。
9日金曜日から10日土曜日の夜中にかけて、この部分を付け替える工事が行われるということですね。
さて、踏切の前に来ました。踏切は二か所ありますが、私がいるのは北側の宮前交差点からレインボーホールに向かう道、美具久留御魂神社の参道側の道にいます。ちょうど踏切が閉じようとしているところでした。
もうひとつのバイパス側のほうは車の量も多く、その道をほとんど通らないので、よく利用するこちらで踏切の雄姿を見守ることにしました。
踏切が鳴っていますが、喜志駅のほうを見るとすでに電車が止まっていて、間もなく下側の道を走ります。
すると先に高架側に電車が走っています。1年前から高架線を使っているほうですね。
高架線のほうは何の障害もなく、一気に喜志駅に駆け抜けていきました。
複線なので関係はないはずですが、偶然にも高架を通った電車と入れ替わるように富田林駅方面に向かう電車が踏切を目指してきました。
電車が勢いよく踏切に差し掛かってきました。
こうして電車が踏切を通過していきます。踏切の手前には車が停車しています。
こういう光景が、まもなく見られなくなるわけですね。
電車が過ぎ去ると踏切が開き、車が線路内を横切ります。
昨年の春まではこれが両側で行なわれていたので、踏切が閉じる頻度も多かったのですが、片側だけになったのでその頻度が少なくなった1年間だったわけです。
それでは、私も踏切を越えていきましょう。
線路は単線のようになっています。昨年使っていた反対側の線路は、すでに枕木を取り外しています。
近づいてみると踏切の部分の線路だけはそのままです。
踏切の部分の線路だけはそのままにしてあります。両方とも高架線になれば、この部分も含めて撤去されるのでしょうか。
ということで踏切を越えました。続いて高架があります。
高架自体はは完成しているので特に何もないですが、周囲はまだ工事用の柵があります。
反対側にも柵があります。ここに夜間工事を行う案内がありました。これも線路の切り替えと関係がありそうな気がします。
さて駐車場のようなところに出てきました。ここは昨年5月に高架線路が完成したことを記念して、高架線路を渡るというイベントが行われていたところです。
今回は片方の線路が使われていますからそのようなことは行われませんが、この駐車場を見ると、当時の記憶がよみがえりました。
ちなみにもうひとつの踏切は、こちらの粟ヶ池バイパスのほうですね。もともとこの区間を高架にするのはバイパスを作ったからです。しかし、バイパスのほうが先に完成したので、それから4年間だけ踏切があったということが、最初に紹介したニュースに書いてありました。
「高架ができる前は二上山が見えていたんだけど」。
これは宮前交差点近くのお店の方から聞いた言葉です。高架ができたことで、確かに二上山の一部が高架に隠れてしまいました。
あと2日後に迫る切替工事。これによって、今回はこの場所にかつて踏切があった時代の記録としての取材となりました。
喜志駅南側の複線高架前の踏切
住所:大阪府富田林市粟ヶ池町、宮町
アクセス:近鉄岸駅から徒歩10分
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