シンガポール、2019年に「空飛ぶタクシー」試験飛行開始へ
シンガポールで2019年に「空飛ぶタクシー」の飛行試験が行われることが明らかになった。ドイツのVolocopterが開発したeVTOL(電動垂直離着陸)タイプの「空飛ぶタクシー」で2人乗りで30キロ飛行できる。パイロットが搭乗しないで目的地まで飛行することができる。
シンガポール当局の協力を得て、シンガポールが「空飛ぶタクシー」市場に適しているかをチェックする。同社は既にドイツや世界で最も「空飛ぶタクシー」導入に積極的なドバイで2017年に飛行試験を行ってきた。具体的な商用開始時期や費用は明らかにしていない。
Volocopterの共同設立者のAlex Zosel氏は「都市国家シンガポールでのテスト飛行はドイツとは環境や気候も異なる。シンガポールでの実際の商用化するルートを飛行する予定」とコメント。また同社のCEOのFlorian Reuter氏は「シンガポールはテクノロジーと都市開発ではパイオニアの国家で初めて都市部でのテスト飛行を行う。シンガポールは『空飛ぶタクシー』にとっても理にかなったパートナーだ」と語っている。
シンガポールは「空飛ぶタクシー」だけでなく、地上を走る自動運転タクシーなどの導入にも積極的。また2020年には通勤用のロボットバスの導入も検討している。